ハラスメント研修の料金はどれくらい?タイプ別の相場や研修を選ぶポイント

ハラスメント研修 料金 費用

近年、職場におけるハラスメント防止のためにハラスメント研修を実施する企業が増えています。ハラスメントの研修も多様化が進んでいるため、導入を検討している場合は、自社の課題や目的に合わせることが大切です。その一方で、ハラスメント研修にどれくらいの費用がかかるか気になるという方もいるでしょう。

 

この記事では、ハラスメント研修のタイプ別の料金相場や研修を選ぶポイント、実施が必要な理由を紹介します。

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ハラスメント研修のタイプ別の費用相場

ハラスメント研修には、講師派遣型や公開講座型、e-ラーニングなどがあります。ここでは、それぞれの料金相場を紹介します。

講師派遣型

講師派遣型のハラスメント研修の料金相場は、1日あたり数十万円です。

講師派遣型は研修会社がクライアントのもとに講師を派遣し、会議室などでグループワークやレクチャーなどを行う研修形式となります。専門知識を有する専門家の研修となるため、新しい知識を習得できることがメリットです。

スケジュールや参加人数の調整がしやすく、職場環境に合わせたカスタマイズができるため、具体的な成果が見込めます。

1人あたりの料金を設定している研修会社は少なく、参加人数や会場の規模、プログラムの内容にあわせて見積もりになるケースがほとんどです。

公開講座型

公開講座型のハラスメント研修の料金相場は、1日1人あたり10,000~50,000円です。

公開講座型とは、主催者側が研修内容を企画し、会場を手配したうえで参加者を募る研修形式となります。ハラスメント研修を検討している企業にとっては、研修の準備が不要であり、手軽に参加できることがメリットです。

また、1名からでも受講できるため、ハラスメント担当者のみを研修に参加させたいときにも向いています。一方、受講者が多い場合は講師派遣型の方が費用を抑えられるため、受講者の数や目的に合わせて研修形式を選ぶとよいでしょう。

公開講座型の料金設定は業者によってさまざまであり、研修時間や研修内容によっても変わってきます。

e-ラーニング

e-ラーニング型のハラスメント研修の料金相場は、1人あたり1,000~15,000円です。

1回あたりの講習時間は30分から60分前後で、複数のプログラムを提供し、一定期間中ならいつでも受講できるという形式を取る研修会社が多くあります。

e-ラーニング型は、パソコンやスマートフォン、タブレットなどのデジタル機器を使って行う学習方法となります。あらかじめ用意された教材を使い、受講者は自分のペースで学べるのが特徴です。

料金形態は月額制になっているところが多く、1人あたりの費用は他の研修形式に比べると比較的安くなっています。

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ハラスメント研修の内容

ハラスメント研修の内容

ハラスメント研修にはさまざまな種類がありますが、研修内容はいくつか共通するものもあります。
ここでは、ハラスメント研修の内容を紹介します。

現在の振り返り

ハラスメント研修では、日々の業務を振り返り、自分自身がハラスメントの加害者もしくは被害者になっていないかを考えます。ハラスメントの加害者の中には、加害者意識がなく、自身がハラスメントをしていることに気づいていない場合も少なくありません。

実際、パワハラやセクハラを指摘しても、「指導のつもりだった」「コミュニケーションのつもりだった」という従業員もいます。本人に自覚がないハラスメントは後を絶たないため、ハラスメント行為を自覚させるためにも、自分の行為を振り返る機会を作らなければなりません。

このような振り返りも、ハラスメント研修の内容の一つとなります。

ハラスメントが起きる理由

職場の環境や自身の言動、行動を振り返ったあとは、ハラスメントが起きる理由についても学んでいきます。

ハラスメントが起きる理由として挙げられるのは、個人の意識差や上司のマネジメント能力不足、職場のコミュニケーション不足、ストレスを感じやすい職場環境などです。企業や職場によってハラスメントが起こる理由は異なるため、研修を通して、どのような原因でハラスメントが起きるかを学習します。

研修は、座学で学ぶケースもあれば、グループワークやロールプレイングを実施する場合もあります。

ハラスメント防止の心構え

ハラスメント研修では、ハラスメントを未然に防ぐための心構えも学んでいきます。

自身がハラスメントの加害者にならないための心構えはもちろん、被害者となった場合の心構えや取るべき行動も学ぶ必要があります。単に研修講師の話を聞くだけでなく、日々の業務や人間関係に落とし込んで考えることも大切です。

研修会社によっては、研修後のサポートとして、研修で学んだことを日々の業務に落とし込むためのプログラムを提供しているところもあります。

ハラスメントが起きたときの対処法

ハラスメントの被害者になったり、目撃したりした場合に、どのように対処していくかも研修で学びます。ハラスメントが起きた場合は、事実確認を早急かつ正確に行い、迅速なサポートを行うのが鉄則です。

ハラスメントが発生した際に、すぐに動けるように対処法を考えておく必要があります。社内でハラスメントの窓口や担当者がいる場合、研修を通して、相談方法やフォローの対応なども学べます。

専門の窓口や担当者がいない場合は、対応フローやマニュアルの作成手順、必要な知識を得ることが可能です。

ハラスメント研修が必要な理由

ハラスメント研修が必要な理由

ハラスメント研修はハラスメント防止だけでなく、企業イメージ向上や従業員同士のコミュニケーション改善のためにも欠かせません。ここでは、ハラスメント研修が必要な理由を紹介します。

パワハラ防止・セクハラ防止対策が強化されたため

ハラスメント研修が必要な理由の一つとして、パワハラ防止・セクハラ防止対策が法律によって強化されたことが挙げられます。

2020年6月に、「労働施策総合推進法」「男女雇用機会均等法」「育児・介護休業法」がそれぞれ改正されました。この法律改正に伴い、職場における各種ハラスメント防止のため、事業主に必要な措置を講じることが義務化されています。

労働者はハラスメント問題に関する理解や関心を深め、他の労働者に対する言動に必要な注意を払わなければなりません。職場でのハラスメントは、無意識のうちに加害者になっている可能性もあるため、一人ひとりが理解と関心を深めることが大切です。

 

ハラスメント研修は「ハラスメント行為防止」に効果を発揮します。

企業イメージの悪化を防ぐため

ハラスメント研修を実施する理由として、企業イメージの悪化防止が挙げられます。パワハラやセクハラなどのハラスメントがインターネットやテレビで報道されると、企業のイメージは著しく低下します。

企業イメージの悪化は消費者離れが起こるだけでなく、離職率を高めたり、優秀な人材の採用も難しくなるでしょう。また、ハラスメントへの対応を誤ってしまうと、社会からの信頼を失い、株価暴落や企業の存続が困難になるなどの問題が生じる可能性もあります。

このように、ハラスメントは売上や雇用にも大きく影響する要素であるため、ハラスメント研修を実施して正しい知識を身につけることが大切です。

職場におけるコミュニケーションを改善するため

職場におけるコミュニケーションを改善するため

ハラスメント研修は、職場のコミュニケーションを改善し、生産性が向上することで売上アップにもつながります。

ハラスメントは、コミュニケーション不足や誤解で生じるケースも少なくありません。ハラスメントを防止するためには、コミュニケーションスキルを高めることが重要となります。

例えば、部下や後輩への注意や指導がきつくなったり、パワハラと思われることが怖くて注意ができなかったりする従業員もいます。

このような場合、自分と相手双方の考えや気持ちを尊重して素直に相手に伝える能力が必要です。ハラスメント研修では、ハラスメントにならないコミュニケーションの取り方を学ぶこともできます。

働きやすい企業風土を作る

働きやすい企業風土を作り人材の定着を図るためにも、ハラスメント研修は重要です。ハラスメントのない職場は従業員のモチベーションを高め、生産性の向上にもつながります。

ハラスメント研修を通じて組織全体でハラスメントへの意識が高まれば、従業員同士の信頼関係が強まり、ストレスが軽減されてメンタルヘルスも改善されるでしょう。

一方、ハラスメントへの意識が低いと、生産性の低下や人材流出、訴訟対応費が嵩んでしまいます。ハラスメント研修を通して働きやすい企業風土を作っていくことは、企業の成長にもつながるでしょう。

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ハラスメント研修会社を選ぶポイント

ハラスメント研修会社を選ぶポイント

ハラスメント研修を実施している研修会社は多くあります。ここでは、ハラスメント研修会社を選ぶポイントを紹介します。


法改正に適したカリキュラムであること

ハラスメント研修会社を選ぶ際には、法改正に適したカリキュラムを用意しているところを選びましょう。ハラスメントに関する法律は定期的にアップデートされているため、研修内容が最新の法律に合っているかどうか確認しておく必要があります。

法改正に合わせた最新のハラスメント研修は、コンプライアンス遵守につながり、従業員や企業を守るうえでも大切です。研修会社に問い合わせたり、見積もりを取ってもらったりする際には、法改正に適したカリキュラムかどうかを確認しておきましょう。

カリキュラムの内容が自社の課題に合っていること

ハラスメント研修を実施する際は、カリキュラムの内容が自社の課題や目的に合っているかを確認しておきましょう。ハラスメント研修と一口にいっても、パワハラやセクハラ、モラハラ、マタハラなど、さまざまなハラスメントに特化した研修が用意されています。

そのため、自社のハラスメントリスクを評価し適切なカリキュラムを選ぶことが重要です。自社と関連性のあるハラスメントかどうかを判断するためには、過去の事例や業界内での問題を調べておくのもよいでしょう。

事前に調査を行うことで、自社に最適なハラスメント研修が把握できます。

講師の質が十分であること

講師の質が十分であることも、ハラスメント研修を実施するうえで重要なポイントになります。これまでの講師の実績や企業に対するコンサルティングの経験、経歴などを参考に、講師の実力を判断しましょう。

ただし、研修会社によって講師の数も幅があるため、複数の研修会社を比較して選ぶのもよいでしょう。お金や時間をかけてハラスメント研修を実施しても、従業員の知識向上や考えるきっかけにならなければ意味がありません。

ハラスメントを予防・解決するためには、質の高い講師にハラスメント研修をしてもらうことが重要です。

カスタマイズ研修に対応していること

ハラスメント研修を検討している場合は、企業の課題に合った研修が実施できるように、カスタマイズ研修に対応している研修会社がおすすめです。

カスタマイズ研修は企業の環境や業務特性のヒアリングを行い、企業やニーズに応じた研修プランを提案するサービスです。研修会社によっては、各企業や組織のハラスメント防止ガイドラインに対応し、研修内容を個別にカスタマイズできるところもあります。

自社でハラスメントの事例がある場合は、事例からカスタマイズしたカリキュラムを組み、再発防止につなげることも可能です。

また、ハラスメントにはさまざまな種類があり、重視すべきハラスメントの種類も企業によって異なります。従業員が的確に学べるようにするためにも、カスタマイズ研修がおすすめです。

まとめ

この記事では、ハラスメント研修の料金相場や研修内容、研修会社を選ぶポイントを紹介しました。ハラスメント研修には講師派遣型、公開講座型、e-ラーニングなどがあります。料金は企業の規模や研修内容、受講する従業員の人数によって変わるため、事前に研修会社に見積もりをしてもらいましょう。

また、ハラスメント研修は企業の課題や事情に合わせて柔軟にカリキュラムを変更できるカスタマイズ研修がおすすめです。カスタマイズ研修であれば、本当に必要なことのみに絞って学ぶことができます。ハラスメント研修は、ガイアシステムにお任せください。

ガイアシステムでは、セクハラやモラハラ、パワハラ、カスタマーハラスメントなど、さまざまなハラスメントの研修を実施しています。また、研修価値を最大化するために、完全カスタマイズ・オーダーメイドでカリキュラムを設計し、効果的な研修をご提案いたします。

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