アサーティブ
他者を尊重しつつ、自分の考えや主張を伝えるコミュニケーション
アサーティブとは、他者を尊重しながらも、誠実に自分の考えや主張を伝えるコミュニケーションの方法論です。
感情をそのままぶつけるのではなく、客観的に把握すれば、気持ちを言葉で表現できるようになり、効率よくコミュニケーションを取ることができます。
頭の中でアサーティブになるのは簡単ですが、伝えられるようになるには小さなトレーニングの積み重ねと時間が必要です。
また、これで完璧に伝わるわけではありませんし、問題が解決するわけでもありません。
しかし、コミュニケーションのパターンを把握して、適切な表現方法を身につければ、自分のことについて率直に伝えられるようになり、価値観の異なる人とでも、粘り強く対話できるようになります。
アサーティブの用語解説
「アサーティブ(Assertive)」の訳語は、「自己主張すること」です。
研修や教育では、自分の要求や意見を、相手の権利を侵害することなく、誠実、率直、対等な立場で表現するというコミュニケーション方法として用いられます。
パーソナリティ(性格)は変えられませんが、コミュニケーションの仕方は変えられます。
しかしながら、自分のコミュニケーションパターンに気づき、それを変えていくのは容易なことではありません。
アサーティブを使って伝え方の訓練をするのは、そのためなのです。
トレーニングの中では、実践的なロールプレイをくり返しながら、自分の要求と感情を適切に表現する方法を身につけていきます。
コミュニケーションの4類型
- 要求をはっきり言わない・相手を傷つけない【非主張的】
- 要求をはっきり言わない・相手を傷つける【復讐的】
- 要求をはっきり言う・相手を傷つけない【アサーティブ】
- 要求をはっきり言う・相手を傷つける【攻撃的】
「私はこう思う、私はこう感じる、だからあなたにこうして欲しい」と率直に自分の思いを伝える心がけが、自分も相手も尊重するアサーティブなコミュニケーションのポイントです。
ガイアシステムでは、社員のアサーティブを向上させる研修プログラムを提供しています。