オンライン研修が注目される背景は?成功させる5つのポイントを紹介
コロナ禍を機に導入する企業が増えたオンライン研修は、今やニューノーマル時代のスタンダードな研修として定着しています。場所を問わずどこにいても学習できるオンライン研修ですが、さまざまな企業が導入するようになった背景にはどのような事情があるかご存知でしょうか。
いざオンライン研修を導入しようと考えても、ここまで広く浸透した背景を正確に把握していなければ、企業が得られるメリットは少なくなります。
この記事では、オンライン研修の現状と注目される背景、成功させるために押さえるべきポイントを紹介します。
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オンライン研修の現状
従来までは1つの会場に社員が集まり同時に学習する集合研修が一般的でしたが、新型コロナウイルス感染症の拡大を機に、オンライン研修を導入する企業が増加しました。
株式会社パーソル総合研究所が発表した、「オンライン研修の実態に関する調査結果」によると、規模が大きくなるほどオンライン化の導入に積極的であることがわかります。
下記の表は、従業員の規模別で分類したオンライン研修を増やした企業の割合です。
従業員の規模 | オンライン研修を増やし企業の割合 |
---|---|
100名~300名未満 | 61.0% |
300名~2,000名未満 | 75.6% |
2,000名~ | 83.5% |
全体 | 75.0% |
新型コロナウイルス感染症が流行する以前と比べると、全体で75%の企業がオンライン研修を増やしています。また、現時点ですでにオンライン研修を実施している企業のうち、これからもオンラインを継続したいと考えている企業は、全体平均で80.4%という高水準でした。
上記の結果から、オンライン研修はコロナ禍が終息した後でも継続して実施しようと考えている企業が多いことがわかります。実際に、新型コロナウイルスの感染者数が落ち着いた今でも、打ち合わせや会議をオンラインで行っている企業は少なくありません。
オンライン研修はコロナ禍で流行した一過性のものではなく、新しい研修のスタイルとして定着したスタンダードになったのです。
オンライン研修が注目される背景
ここからは、オンライン研修が注目されるようになった背景を紹介します。
どのような要因でオンライン研修の導入が進んだのでしょうか?その背景を解説していきます。
新型コロナウイルス感染症
大きなきっかけとなったのは、新型コロナウイスルの感染拡大が大きいと言えます。
新型コロナウイルス感染症の影響により、1ヶ所に多くの人が集まり学習することが難しくなりました。なぜなら、3密を避けた行動を心がける必要があるからです。
従来まではのスタンダードだった集合研修が減少し、3密を避けられるオンライン研修が流行した背景には、新型コロナウイルス感染症が大きく影響しています。
企業は1ヶ所に人を集めた研修を実施できなくなり、その代案としてオンライン研修を導入しました。当初は、苦肉の策として導入した企業がほとんどでしょう。
前述した調査でも、コロナ禍の前後でオンライン研修を増やした企業の割合を発表しています。コロナ禍がオンライン研修の普及に与えた影響は決して少なくありません。
コロナの感染が広がり、国内初の緊急事態宣言が発令されたのは4月でした。4月と言えば、多くの企業が「新入社員研修」を実施するメインの時期と重なります。
1年のうちで、最も研修ニーズの高い時期に、従来の集合型研修が実施できないという状況の打開策として「オンライン研修」を取り入れた企業が多くありました。新入社員研修をきっかけに、オンライン研修は加速的に広がったように感じています。
ICTツールの普及
オンライン研修が注目される背景には、ICTツールの普及が大きく影響しています。
ICTは「Information and Communication Technology」の略称で、直訳すると「情報通信技術」となります。ICTツールの活用は、近年のビジネスシーンでは不可欠です。
人と人をコンピューターで結ぶICTツールを使えば、遠方で働いている社員とも円滑にコミュニケーションを図ることができます。
ビジネスシーンで活用される主なICTツールは下記の通りです。
- Zoom
- Whereby
- Chatwork
- Slack
なかでも、とくにオンライン研修の普及を促進したICTツールがWeb会議システムです。
その定番であるZoomは、音声と画質がクリアで双方向のやり取りに適しているだけではなく、チャットなどのコミュニケーションを促進する機能も充実しています。
ICTツールがここまで普及していなければ、オンライン研修だけではなくテレワークもここまで高い注目を集めることはなかったでしょう。
働き方改革の推進
少子高齢化に伴う労働人口の減少と、働くスタイルの多様化という課題を解決してもらうため、厚生労働省は2019年4月1日に働き方改革関連法案の一部を施行しました。
これにより、多くの企業は働き方改革を進める方針を固め、新型コロナウイルス感染症が拡大したことを機に、社員が自分で働く場所を選べるテレワークが普及します。
従来までは、社員はオフィスへ通える場所にしか住むことができませんでしたが、テレワークが普及したことで住む場所に対する制限がなくなりました。
テレワークが普及したことで、社員を一堂に集める集合研修は困難になります。そこで普及したのが、社員がどこにいても同時に学習できるオンライン研修です。オンライン研修が普及したことで、社員はどこにいても学習する機会を作ることができ、企業はいつでも研修を通して社員を育成することができます。
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オンライン研修を成功させるための5つのポイント
最後に、オンライン研修を成功させるために押さえておくべき5つのポイントを紹介します。
テクニカルトレーニングの実施
オンライン研修を成功させるためには、テクニカルトレーニングの実施が重要です。
受講者の中にはWeb会議システムに不慣れな方や、マイクやカメラのオンとオフの切り替えができない方もいるかもしれません。
滞りなく円滑に研修を進めるためには、オンライン研修に不慣れな方に対して事前に使用方法をレクチャーするか、操作方法のマニュアルを作成しておくと便利です。
オンライン研修のテクニカルトレーニングでは、具体的に下記の点を確認しましょう。
- インターネット環境
- Web会議システムの接続/操作方法
- マイクやカメラの接続/操作方法
オンライン研修の進行に影響を及ぼす可能性もありますので、トラブルを回避するという点においても事前のマニュアル作成は必要です。
受講者の顔を見える状態にしておく
オンライン研修では、受講者全員の顔はできるだけ見える状態にしてください。
Web会議システムにはカメラをオフにする機能が付いているため、受講者は顔を見せずに参加することも可能です。しかし、それでは研修の緊張感がなくなり、集中力の低下に繋がります。
質疑応答やフィードバック、グループごとのディスカッションといった双方向でのコミュニケーションがオンライン研修の魅力です。
相手の顔が見えればディスカッションの際も臨場感が生まれやすくなるため、研修の効果を高めるためにも、事前に顔を出すことがルールであると伝えておきましょう。
チャット機能を活用する
Zoomを始めとする多くのWeb会議システムには、受講者とのコミュニケーションを活性化できるチャット機能が備わっています。
集合研修とは違いオンライン上であるとはいえ、多くの人が同時に参加している研修で自ら手を挙げて講師へ質問をする受講者の数は決して多くありません。
しかし、自ら発言するのではなくチャット機能を使い不明点を講師へ投げかけることができる機能があれば、受講者は気軽に質問することができます。
講師と受講者のコミュニケーションが円滑であれば、研修の間にリアルタイムで疑問点を解消することが可能です。
オンライン研修の効果を高めるだけではなく、受講者の参加意識を上げる効果も期待できるため、Web会議システムのチャット機能は積極的に活用していきましょう。
メリハリがつく工夫を取り入れる
オンライン研修には、特有の気の緩みと疲労感があります。
自宅にいながら参加できる利便性はありますが、すぐ近くに受講者がいる環境ではありませんので、気が緩んで集中力が続かない人もいます。
また、パソコンの画面に集中しなければいけないため、肉体的な疲労も蓄積されます。
そのため、効果的なオンライン研修を実施するのであれば、オンラインとオフラインのメリハリをつけたり、こまめに休憩を挟むようにするなどの工夫が必要です。
どれだけ長くても1時間で時間割を作り、10分間の休憩中はオフラインにしてください。常にオンラインで誰かに見られている状態では、休憩中も気持ちが休まりません。
一般的に人の集中力が継続できるのは50分間がマックスだといわれているため、オンライン研修ならではの疲労を考慮しながら、最適な時間割を組むようにしましょう。
フォローアップを欠かさない
オンライン研修では、受講者の理解度を確認するためのフォローアップを欠かしてはいけません。アンケートを実施するなどして、研修のフィードバックをもらいましょう。
フィードバックをもらい受講者が理解できなかった点をフォローアップしていくことで、より意味のあるオンライン研修を実施できます。
研修に関する受講者からのフィードバックは、オンライン研修をブラッシュアップして最適化するためにも必要です。
たとえば、時間が長いという意見があれば時間割を考え、声が小さいという意見があれば次回からはマイクを調整しなければいけません。
まとめ
オンライン研修の現状、注目される背景、成功させるポイントを紹介していきました。テクノロジーの発達によりICTツールが普及している昨今では、社員はオフィスではなく離れた場所で働いていても円滑なコミュニケーションを図れます。
働き方改革の促進が求められている今、時を同じくして新型コロナウイルス感染症が拡大したことで、オンライン研修の需要は急激に拡大していきました。
スタンダードな研修の形として定着したオンライン研修は、コロナ禍が終息した後でも、引き続き多くの企業が導入していくでしょう。
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