新入社員研修のスケジュールの作り方!作成時のポイント&注意点も解説
新入社員研修を効率的に行うためには、スケジュールの組み方が重要です。
数日〜数ヶ月に渡って数多くのカリキュラムを組み込んだスケジュールを作成するにあたり、「何から始めればいいんだろう?」とお困りのご担当者もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、新入社員研修のスケジュールを作成する際の手順やスケジュールを作成する際のポイントについて解説します。
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新入社員研修スケジュールの作り方&作成手順
新入社員研修を実施する際は、スケジュールだけでなく、自社に適したカリキュラムの検討、研修を自社で行うか外部の企業に委託するのか、予算はどの程度に設定するのかなど、多くのことを決定する必要があります。
効果の高い新入社員研修にするためにも、手順に沿って、余裕を持ったスケジュール作成を行いましょう。
新入社員研修スケジュールは、以下の手順で作成していきます。
- 研修の目的・目標の決定
- カリキュラムの決定
- 研修予算の確定
- 内製か外部委託かの検討
- 日程の調整と決定
- 新入社員研修スケジュール表の作成
ここからは、それぞれの手順について詳しくご紹介します。
1:研修の目的・目標の決定
まずは、研修を行う目的・目標を明確にしましょう。何のために新入社員研修を行うのか、研修によってどんなことをいつまでに身につけてもらうのか、ゴールを明確にしておくことで、研修実施後の振り返りもしやすくなります。
具体的には「入社3ヶ月目までにはビジネスマナーや業務上の基礎知識を習得してもらい、半年までには一人で顧客対応ができるようになってもらう」などです。
新入社員に身につけさせたいスキルや知識にはどのようなものがあるか、経営者の人材育成方針や、同じ現場で働く社員からヒアリングを行いましょう。また、内定者にも事前課題(アンケート)を実施し、現状を把握しておくといいでしょう。
目標設定の際は「頑張れば達成できる」レベルのものにすることが大切です。
達成することがあまりに困難な目標の場合、業務に対するモチベーションが下がってしまう可能性があります。
今のレベルに合った目標を設定すれば、新入社員は自分の可能性を信じ、自信をつけながら成長していけるでしょう。
2:カリキュラムの決定
新入社員研修のカリキュラムには、以下のようにさまざまなカリキュラムがあります。
目的・目標の達成に向けて、必要なスキルや知識を身につけられるカリキュラムを設定しましょう。
- ビジネスマインド研修
- ビジネスマナー、電話応対研修
- コミュニケーション研修
- コンプライアンス研修
- ロジカルシンキング研修
- OA研修
- 自社の事業内容や業界の理解を深める研修
- 業務で求められる基礎知識を習得する研修
- ビジネス数学に関連する研修
- プレゼンテーション研修
- チームビルディング、リーダーシップ研修 など
新入社員の配属先が決定してからは、いち早く即戦力として活躍できるよう「営業力研修」「マーケティング研修」「財務研修」「管理部門研修」といった専門性を身につけるためのカリキュラムを組み込んでいきます。
3:研修予算の確定
研修計画では、予算の設定も重要です。
予算が決まらないままスケジュールを組もうとすると、必要な研修時間が減ってしまったり、行うべきだった研修が実施できないなどのリスクが生じます。
どの程度の予算があるかによっても研修内容や研修日数、内製か外部委託かなどが変わってくるため、早い段階で確認しておきましょう。新入社員研修など、人材育成のために使える助成金制度も用意されているため、合わせてチェックしてみるのがおすすめです。
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4:内製か外部委託かの検討
自社で研修を行うか、外部の研修会社に委託するかを決定しましょう。
自社で研修を行う場合、外部委託に比べて費用を抑えられることもありますが、講師役となる社員の育成や資料の作成、研修準備などを考えると、必ずしも内製の方がコストダウンできるとは限りません。
自社の歴史や経営理念、業界の課題などについて教える研修は自社で行うのが適していますが、その他の専門的な内容の研修は社内での対応が難しいことが多く、外部委託がおすすめです。
ビジネスマナー研修やビジネスマインド研修といった一般的な内容の研修の場合も、研修のプロである外部の研修会社に依頼した方が、より高い効果が期待できるでしょう。外部に新入社員研修を依頼することで、自社の研修担当者の負担を減らせることもメリットです。
研修を実施している企業では、研修担当者が本来の業務と研修業務を掛け持ちしているケースも多く、場合によっては負担が大きくなり過ぎることも考えられます。
5:日程の調整と決定
新入社員研修のカリキュラムが決定したら、スケジュール日程の調整を行いましょう。
受講者・内部講師・外部講師のスケジュール、他の社内行事の日程、業務の繁忙期・閑散期、研修場所に外部の会場を借りる場合は利用可能な日程など、考えるべきことが数多くあります。
スケジュール作成後は、日程の重複がないか、参加者が無理なく参加できるスケジュールになっているかどうかも忘れずにチェックしましょう。
特に、実地研修やフィードワークなどの研修を取り入れる場合には、早めの調整が欠かせません。予定した日程では参加できない人のため、オンライン研修や動画学習なども用意しておくとより良いでしょう。
多くの企業では、1月頃から新入社員研修について検討し、4月に入ってから研修を実施します。ギリギリになると想定していた講師やセミナーの予約が取れなくなってしまうケースも考えられるため、外部委託を検討している場合は早めに依頼しておくといいでしょう。
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6:新入社員研修スケジュール表の作成
ExcelやGoogleスプレッドシートでテンプレートとして用意されているカレンダーやガントチャートを活用することで、工数を削減してスケジュール表の作成ができます。
なお、新入社員研修スケジュール表を作成する際は、以下の内容は必ず記載しましょう。
- 開催日
- 開始時刻と終了時刻
- 会場
- カリキュラム内容、研修の時間割
- 担当者
- 持ち物
- 備考
新入社員研修スケジュール作成時の5つのポイント
ここからは、新入社員研修のスケジュールを作る際のポイントをご紹介します。
ポイントを押さえて、効果的なスケジュール作成につなげてみてください。
適度に休憩を取る
新入社員研修中の集中力を保つため、タイムスケジュールの中で1時間〜1時間半に10〜20分ほどの適度な休憩を設けるようにしましょう。
このとき、「10分休憩します」ではなく「(今が14:00の場合)14:10から再開します」と伝えると目標を明確にできるためおすすめです。
オンライン研修の場合、長時間ヘッドホンを付けてモニターを見続けることは受講者にも講師にも負担になります。
適度な休憩と合わせて、手を挙げる、立ち上がるなど動きを取り入れるといいでしょう。
研修後のフィードバックの時間を作る
研修終了後は、研修内容の振り返りや確認テストなどを行いましょう。学んだ内容を振り返ることにより、理解していることと理解していないことが明確にでき、受講者の理解度を深められます。
確認テストのフィードバックも行い、研修内容について行けていない新入社員がいれば、フォローを行うことも大切です。また、研修の感想を受講者に回答してもらうといいでしょう。研修の課題点を明らかにすることで、次回の研修に活かすことができます。
最初に自社や業界についての知識を身につけてもらう
効果の高い新入社員研修にするためにも、まずは自社の歴史や商品、業界についての基本的な知識を身につけてもらうことから始めましょう。
知識や理解が浅いままでは、実践的な内容の研修を実施したとしても、学んだことがしっかり定着しない可能性があります。最低限の知識を身につけた後で研修を行うことで、より充実した研修にできるでしょう。
また、社会人の基礎となるビジネスマナーやビジネスマインドといった内容も、入社後、早い段階で行うのがおすすめです。
1日に研修内容を詰め込み過ぎない
研修は、1日に多くの内容を詰め込み過ぎないことが大切です。
新入社員に身につけてほしいスキルが知識が多いからといって、1日に学ぶ量を多くし過ぎると、結果的に定着率が悪くなり、研修の効果が低下してしまう恐れがあります。
研修で得た知識は、自分で考え、行動して、アウトプットすることで自分のものになっていきます。多くの情報のインプットだけになると集中力も途切れやすく、モチベーションも保ちにくくなるためロールプレイングやワークの時間も上手く取り入れるようにしましょう。
1日目は外部講師のセミナーによって知識を身につけ、2日目でそれを実践に移すなど、2日間に分けて段階的に新入社員研修を実施すると、復習もできるためより効果の高い研修にできるでしょう。
社外研修のスケジュールを先に決めておく
社内研修だけでなく、外部の研修会社に社外研修を依頼する場合は、社外研修のスケジュールを先に決めておくのがおすすめです。
研修会社にもよりますが、あらかじめ研修日程が決まっていることもあるため、社内研修の日程を決めてから社外研修の日程を決めようとすると、予定が合わずに日程変更の必要が生じる可能性があります。
社外研修のスケジュールを先に決めておけば、スムーズに新入社員研修スケジュールの作成が進められるでしょう。
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まとめ
新たに会社に入ってきた新人を対象とした新入社員研修は他の研修とは異なり、短期間でたくさんの内容を盛り込むことが特徴です。
新入社員研修の目的・目標の設定、最適なカリキュラム内容の決定、予算や内製・外部委託かの選択、日程調整など決めることは数多くあるため、余裕を持ってスケジュールを作成しましょう。
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