新入社員研修向けのゲームとは?導入するメリット・効果などを紹介

新入社員研修 ゲーム

主にビジネスマナーのスキルの習得や、コミュニケーションスキルの向上を目的として実施される新入社員研修。新しく企業の一員となった新入社員に向けて、これから社会で生き抜くために必要なことを学んでもらう絶好の機会です。新入社員研修では、座学やグループディスカッションなどのさまざまなジャンルがありますが、その中にはレクリエーションも含まれています。社会人としての基礎を学びつつ、ユーモアを織り交ぜたゲーム形式の研修を取り入れることは、社員にとっても企業にとっても多くのメリットがあり、大変おすすめです。

 

新入社員研修の実施を検討している企業のご担当者様に向けて、新入社員研修にゲームを取り入れるメリットやゲームの内容などを詳しくご紹介します。

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新入社員研修でゲームを取り入れるメリット

新入社員研修 ゲーム ネタ

新入社員研修でゲームを取り入れると、社員にも企業にもメリットがあります。

普段とは異なるゲーム形式の研修を取り入れることでコミュニケーションが取りやすくなり、社員同士の理解度は深まることでしょう。

社員同士のチームワークが向上することにより、それが結果として企業の成長にもつながります。

以下では、新入社員研修にゲームを取り入れるメリットを3つご紹介します。

コミュニケーションが活性化する

新入社員研修 ゲーム コミュニケーション

新入社員研修にゲームを取り入れる最大のメリットが、コミュニケーションの活性化です。

マニュアルの読み合わせやビジネスマナーを学ぶだけでは、社員同士のコミュニケーションの向上はあまり見込めません。

しかし、ゲームを通じて社員同士で会話やディスカッションを行うことで、チームとしてのコミュニケーション向上が見込めます。

新入社員研修に『楽しさ』を取り入れることで、社員が飽きることなく学べる環境を与えることが可能となります。

社員同士の理解度が深まる

新入社員研修にゲームを取り入れることによって、社員同士の理解度が深まるというメリットがあります。

仕事を共に成功させていくには、お互いがお互いのことを深く理解することが大事です。さまざまな形式のゲームを通じて、社員個々の得意なことや苦手なことを発見でき、チームで仕事を円滑に進めるヒントが見つかる可能性もあります。

個人への理解を深めることで、組織として強い絆が生まれ、企業の成長につながります。

適材適所な人材配置につながる

新入社員研修にゲームを取り入れることによって、企業にとっては適材適所な人材配置をしやすくなるというメリットがあります。ゲームを通じて、仕事をしている時とは違った社員の一面を知ることができ、それが適切な人材配置のヒントとなる場合があります。

例えば、笑顔が素敵で人と会話することが得意な社員は営業職に、黙々と作業をする仕事が得意な社員は事務職といった適材適所の人材配置が可能です。

社員個人の長所や短所を見つけ、適切な人材配置をしてあげることにより、企業全体としての生産性はさらに向上することでしょう。

新入社員研修のゲームを成功させるコツ

新入社員研修 ゲーム ネタ

コミュニケーションスキルの向上が見込め、結果として企業にとってもメリットとなることが多い新入社員研修のゲームですが、最も重要なのはゲームを楽しむことです。

目的をしっかりと持ちつつ、楽しさを忘れずにゲームを実施することで、学びを得ながら楽しく研修を過ごすことが可能です。

以下では、新入社員研修のゲームを成功させるコツを3つご紹介します。

『楽しむ』ことを最優先事項とする

新入社員研修のゲームを成功させるコツとして意識しておきたいのは、楽しむことを最優先事項とする点です。

社会人として必要なスキルや心得を学ぶための研修ですが、楽しい要素を加えることで集中力や意欲が増し、研修によって身に付くスキルがより良いものとなります。

『ゲームなのに楽しくない』と社員に思われてしまっては成果を得られないため、社員に楽しんでもらうことを最優先事項として考えると良いでしょう。

あくまで研修の一環だという意識を忘れない

楽しむことを最優先として考えたいゲーム形式の研修ですが、あくまで研修の一環として実施しているということを忘れてはいけません。

『楽しい』の中にも学びがあり、社会人としてのスキルを身に付けなくては、研修の意味がなくなってしまいます。新入社員研修は『仕事』であり『遊び』ではありません。

非常に難しい点ではありますが、仕事上行っている研修でのゲームだということを忘れないようにしましょう。

目的をしっかり設定しておく

新入社員研修のゲームでは、ゲームを実施する目的をしっかりと明確にしておくことが重要です。

例えば、多くの企業では『社員の親睦を深めたい』『コミュニケーションスキルを身に付けてほしい』という目的でゲーム形式の研修を実施しています。

実施するゲームごとに明確な目標を設定しておくことで、社員はより意欲的にゲームに参加するようになります。

アイスブレイクに効果的なゲーム

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アイスブレイクとは、『氷が溶ける』と直訳することができ、緊張をほぐすためのゲームという意味があります。

新入社員研修では、緊張によって人と話すことが難しくなってしまう社員も一定数存在しており、その社員たちの緊張をほぐす目的でゲームを実施するのです。

では、具体的に新入社員のアイスブレイクに効果的なゲームをご紹介します。

バースデーライン

バースデーラインとは、グループの中で誕生日が早い人から遅い人の順に社員が1列に並ぶゲームです。

並ぶ順番を決める際、会話をすることが禁じられており、身振り手振りで自分の誕生日を伝えられるかが鍵となります。

体を動かすことで緊張がほぐれやすく、人とコミュニケーションを取らないと成り立たないゲームになるため、アイスブレイクに効果てきめんなゲームとなります。

関係構築に効果的なゲーム

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関係構築とは、仲間と仕事をする上で非常に重要な項目です。

お互いを理解し合い、協力することで困難な壁にも立ち向かうことができるかもしれません。

新入社員同士はまだ交流期間も短いため、お互いのことをよく知りません。ゲームを通してお互いを知ることによって、親睦を深めることが目的となります。

では、具体的に新入社員の関係構築に効果的なゲームを紹介します。

ドミノチャレンジ

ドミノチャレンジでは、100ピースほどのドミノと、ストローや輪ゴム、ビー玉などの道具を使い、より長い時間倒れ続ける仕掛けを作ったチームが勝ちとなります。

複数のグループで競い合い、他チームよりも長い時間稼働し続ける仕掛けを作るにはどうしたら良いかを仲間同士で話し合うことにより、チームワークの向上が見込めます。

ビジネススキル習得に効果的なゲーム

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円滑にビジネスを進める上で重要なビジネススキルも、ゲームを通して学ぶことができます。

座学ではなくゲーム形式で学ぶことによって、学びに対する苦手意識をなくし、楽しくビジネスのルールや仕組みを学ぶことが可能です。

マナーストーリー

マナーストーリーとは、カードを使ってビジネススキルを学ぶゲームです。

2人1組にて回答者と出題者に分かれ、企業訪問・来客対応と2つのパターンを想定し、カードを使って出題者がクイズを出します。

回答者は、実際に仕事をしているイメージをし、正しい回答ができれば正解、間違えた場合は正しい回答を新たに学ぶという流れでゲームを進行します。

カードを使ったクイズ形式のゲームにより、正しいビジネススキルを学ぶ良い機会になるのです。

研修で使えるおすすめゲーム10選

新入社員研修 ゲーム ネタ

最後に、ガイアシステムが提供している研修等で、実際に導入しているゲームのネタを事例としてご紹介します。

貴社の課題・ニーズに最適な研修カリキュラムをご提案しています。

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NASAゲーム

新入社員研修 NASAゲーム

NASAゲームの目的は、参加した社員全員の意見を1つにまとめることです。

このゲームは『壊れた宇宙船の中で、どのアイテムが重要か』を決めるゲームです。

何らかの理由で壊れてしまった宇宙船の中で、15個のアイテムの中から優先順位が高い順に並べるというもので、「生き延びるためにはどのようなアイテムが必要なのか」を社員同士で話し合い、1位〜15位までを決めるという内容です。

参加した社員をいくつかのグループに分け、15分程度話し合いの時間を設けた後、それぞれのグループの順位やその理由について発表します。NASAが出した模範解答により近い答えを出したチームの勝利となり、社員同士の意見交換が鍵となります。

以下の15個が候補となるアイテムです。

  • マッチ
  • ロープ
  • 月からみた星座図
  • 宇宙食
  • 救命いかだ
  • 方位磁石
  • パラシュート
  • 照明弾
  • 酸素ボンベ
  • ヒーター
  • FM送受信器
  • 注射入り救急箱
  • 粉ミルク
  • ピストル

また、NASAが発表している模範解答は以下の通りです。

  1. 酸素ボンベ
  2. 月から見た星座図
  3. 宇宙食
  4. FM送受信器

自分の意見を他者とぶつけ合うことによりコミュニケーションスキルが身につき、自分の意見を率先して発する癖付けを促すおすすめのゲームです。

ペーパータワー

ペーパータワーゲームの目的は、チームワークの向上と経営スキルの向上です。

ペーパータワーゲームは、A4のコピー用紙が30枚ほどあればいつでもできるゲームとなっており、A4の紙を使ってできるだけ高いタワーを立てることがゴールとなります。

タワーの高さが会社の売上、使った紙の枚数が原価など、経営の体験ができるような細かい設定があるものの、紙でタワーを作るというシンプルなルールのため、新入社員研修の中でも人気のゲームです。

マシュマロチャレンジ

新入社員研修 ゲーム マシュマロチャレンジ

マシュマロチャレンジゲームとは、マシュマロ・乾麺パスタ・ひも・テープの4つの道具を利用して、できるだけ高いタワーを立てることが目的のゲームです。

高いタワーを立てるという意味では、上記のペーパータワーと同じですが、マシュマロチャレンジでは経営面でのルールなどは一切なく、シンプルに高いタワーを立てたチームが勝利となります。

マシュマロチャレンジでは、より高いタワーを立てるべく、社員同士で役割分担をしたり「もっとこうした方が良いんじゃないか」などの意見交換をしたりすることでチームワークが向上につながります。

ウミガメのスープ

ウミガメのスープは、水平思考クイズの一種であり、出題された物語の真相を解明する推理ゲームです。このゲームは、参加者が出題者に対して「はい」または「いいえ」で答えられる質問を投げかけ、その回答をもとに真実に迫っていく形式です。

【ウミガメのスープの概要】

起源: ウミガメのスープは、ポール・スローンによる書籍『ポール・スローンのウミガメのスープ』から広まりました。このゲームは、一般的に「水平思考パズル」や「シチュエーションパズル」とも呼ばれています。

方法: 参加者は、出題された状況に基づいて質問を行い、出題者がそれに対して「はい」、「いいえ」、「関係ありません」のいずれかで答えることで、ストーリーの詳細を明らかにしていきます。問題文だけでは解決できないため、柔軟な思考が求められます。

ビブリオバトル

ビブリオバトルは、2007年に京都大学から広まった本の紹介コミュニケーションゲームです。参加者が面白いと思った本を持ち寄り、5分間で紹介し、その後全員でディスカッションを行います。最後に「どの本が一番読みたくなったか」を基準に投票し、最多票を集めた本をチャンプ本とします。

基本的なルールと流れは以下の通りです。

  1.  発表者は5分間で本を紹介
  2.  全発表終了後、参加者全員が投票
  3.  各発表後に2〜3分間のディスカッション
  4.  最多票の本がチャンプ本に選出

    発表者は5分間で本を紹介各発表後に2〜3分間のディスカッション全発表終了後、参加者全員が投票最多票の本がチャンプ本に選出します。レジュメやパワーポイントは使用せず、生の語りで本を紹介するのが特徴です。

オンリーワンゲーム

オンリーワンゲームは、参加者が自分だけに当てはまると思う特徴や経験を発表し合うコミュニケーションゲームです。プレイヤーは順番に「チーム内で自分だけが該当する」と考えるお題を発表します。

例えば「1人っ子である」や「海外に10回以上行ったことがある」などです。実際にその特徴が他の参加者に当てはまらず、本当に「オンリーワン」だった場合、その人が勝利します。

このゲームは自然なコミュニケーションを促進し、参加者同士の理解を深めるのに効果的です。アイスブレイクや自己紹介の場面で活用でき、チーム対抗戦にすることでさらに盛り上がります。

ジェスチャーゲーム

ジェスチャーゲームは、言葉を使わずに身振り手振りで特定の言葉やフレーズを表現し、他のプレイヤーがそれを当てるコミュニケーションゲームです。このゲームは、チームビルディングやアイスブレイクの活動として非常に人気があります。

基本的なルールと流れは以下の通りです。

  1.  チーム分け: 参加者は複数のチームに分かれます。
  2.  お題の引き方: 各チームの代表者が、用意されたお題を引きます。
  3.  ジェスチャーによる表現: 引いたお題を言葉を使わずに、体の動きや表情だけで伝えます。
  4.  回答タイム: チームメンバーが制限時間内にお題を当てることを目指します
  5.  得点計算: 正解したチームはポイントを獲得し、最終的に最も多くのポイントを得たチームが勝ちます。

震源地ゲーム

震源地ゲームは、観察力と模倣力を楽しく養うグループゲームです。参加者の協調性を高め、非言語コミュニケーション能力を向上させる効果があります。参加者は輪になって座り、一人が「鬼」となります。鬼以外の参加者の中から「震源地」を密かに決めます。ゲーム開始後、震源地役の人が動作を始め、他の参加者はそれを真似します。鬼は誰が震源地なのかを当てる必要があります。

ゲームの基本的な流れは以下の通りです:

  1.  参加者から1人を「鬼」として選びます。
  2.  鬼以外の参加者で「震源地役」を1人決めます。
  3.  参加者は輪になり、鬼は中央に立ちます。
  4.  震源地役は鬼に気づかれないようにポーズや動きを変えます。
  5.  他の参加者は震源地役の動きを真似します。
  6.  鬼は誰が震源地役かを当てます。当たれば役割を交代します。

人狼ゲーム

人狼ゲームは、村人陣営と人狼陣営に分かれて行う心理戦ゲームです。心理戦や推理、コミュニケーション能力が試される奥深いゲームとして人気があります。

プレイヤーは村人や人狼、占い師、狩人などの役職を割り当てられます。昼には議論を行い、人狼と疑われる人物を処刑します。夜には人狼が村人を襲撃し、占い師が占いを行い、狩人が村人を守ります。

ゲームの目的は、村人陣営が全ての人狼を見つけ出すか、人狼陣営が村人の数を人狼以下に減らすことです。プレイヤーは互いを疑い、嘘をつき、真実を見抜く必要があります。役職の能力を活用しつつ、他のプレイヤーの言動を注意深く観察し、論理的に推理することが求められます。

脱出ゲーム

脱出ゲームは、閉鎖された環境から脱出することを目的とするアドベンチャーゲームの一種です。プレイヤーは制限時間内に謎を解き、ヒントを見つけ、脱出を試みます。実際の部屋や建物で行われるイベントで、参加者が協力して謎を解きます。

脱出ゲームは論理的思考力や協調性を必要とし、難易度は様々です。近年、企業研修や懇親会、エンターテインメントとして幅広く利用され、様々な場所やテーマで開催されるようになりました。参加者は物語の主人公となり、独特の没入感を楽しむことができます。

まとめ

新入社員研修にてゲームを取り入れる場合は、社員が楽しく参加でき、なおかつ明確な目的・目標を決めておくことが重要です。

通常の座学での研修では感じることのできないような体験をすることで、社員同士のチームワークやコミュニケーションスキルの向上に効果が期待され、それが結果として企業の成長につながるのです。

ガイアシステムでは、ビジネスマナー研修をはじめ、さまざまな種類の新入社員研修を提供しています。

ご紹介したようなゲーム形式で、社員同士のコミュニケーションの活性化や人間関係の構築をサポートする研修も、企業様のニーズに併せてご提案できます。

成果につながる新入社員研修の実施をご希望の方は、お気軽に問い合わせください。お待ちしております。

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