新入社員フォローアップ研修の内容は?実施目的・事例・カリキュラムをご紹介
新入社員研修は、新たに企業に入社してきた人材を育てるために欠かせない大切なものです。そして新入社員研修が終わり、一定期間が経過した後でおこなう研修を「フォローアップ研修」といいます。
今回は、新入社員のフォローアップ研修について解説します。多くの方に役立つ内容となっていますので、最後までご覧ください。
フォローアップ研修を適切に取り入れることで、離職率の改善も見込めるため、企業としても重要な取り組みの一つです。
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新入社員フォローアップ研修とは?
新入社員フォローアップ研修は、新入社員が日々の業務で「新入社員研修」で学んだことを活かすことができているか、振り返ったり確認したりする研修です。定期的に振り返りを行うことで課題や改善点を確認することができたり、実際の業務と照らし合わせながら学習すれば、PDCAサイクルの実践を効果的に行うことができます。
新入社員研修では新入社員に対し、企業の理念や業務内容、社会人としての心構えなどを教え込みますが、入社一年目は環境に慣れたり業務を覚えることで必死になりがちです。研修で見えることがなかった、課題や壁に直面することもあるでしょう。そこで重要になるのが「フォローアップ研修」です。
フォローアップ研修は、ある程度実務経験を積んだからこそ感じる課題や壁、疑問を感じた状態で受ける人が多いです。「新入社員研修で学んだことが活かせているか」「成長できているか」「どんな課題・問題が生じたか」など、自分を見つめ直し、自分を振り返り、見つめることができる貴重な機会となります。
新入社員フォローアップ研修の目的
人事部・管理職の目的
- 新人の成長度合いを確かめること
- 今後の成長を促すこと
- 離職率を抑える
新入社員といっても全員が同じ環境で仕事をしているわけではなく、異なる部署や支社・支店で仕事するケースも少なくありません。このような場合、「人事担当者の目が届きにくい」「上司・先輩によって教育方法や質に差が生じる」などの問題が生じ、離職率や格差につながることがあります。
フォローアップ研修は「新人の成長度合いや課題を知る」というほかにも、人材育成のための環境が整っているかどうかの確認にもなるのです。
新入社員にとっての目的
新入社員にとってフォローアップ研修は、円滑に職場に適応し、組織の一員として成長していくことを支援するものです。そのため、下記のようなことを目的にしています。
- 仕事・社会人としての基本を理解する
基本スキルの定着
実践する能力を強化する - 成長促進
新しい目標を設定し、仕事の質を高める
個人の成長を支援し、スキルアップを促す - 均等な育成
新人間の成長格差を縮小する
個々のマインドセットを整え、共通の価値観や姿勢を育む - フィードバックと調整
入社後の経験を振り返り、必要な調整や支援を行う - モチベーション向上
新たな挑戦や学びの機会を提供し、仕事への意欲を高める
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新入社員にフォローアップ研修を行うタイミング
新入社員へのフォローアップ研修は、新入社員研修を終えてからどのタイミングに行うかによって、目的や効果が異なります。ほとんどの企業は新入社員研修の半年後に行っているようですが、3ヶ月後、1年後にも実施しているケースが見られます。
ここからは、「3ヶ月後」「半年後」「1年後」のタイミングについて、フォローアップ研修の目的や効果について解説します。
最も多い新入社員フォローアップ研修の実施時期は9月〜11月頃で、期間は1日〜2日間が多い傾向にあります。
なかにはバーベキューや懇親会も含め3日〜4日間で実施する企業もあり、仲間同士が交流する機会を創出することも可能です。
時期 | 内容 |
---|---|
3ヶ月後(夏頃) | 新入社員研修から3ヶ月後の研修は、社会人としての基本的な内容を振り返る。 3か月間の振り返りや実務が始まってから気づいた不安の払拭、社会人の心構えや仕事の進め方を再確認します。 なお、研修で学んだことを実践できているかを振り返ることができるタイミングであるため、お互いに良い影響を与え合うことができることにもつながります。 |
半年後(秋頃) 9月~11月頃 | 半年後の研修は、研修の内容を業務に活用できているかを確認する目的で行われることが多いようです。 人によっては半年後にはすでに成果を上げる社員が現れる頃であり、成果を上げるにあたって研修で学んだことを活かせているかどうかを振り返って共有することができます。 自分の課題を新たに見つけることや、まだ成果が上がっていない人や疲れが出ている人のモチベーション低下を防ぐことが期待できます。 |
1年後 | フォローアップ研修の最後は、2年目としてどのように過ごすのかを意識しつつ一年間を振り返ります。2年目を終えた頃には、社員それぞれの立ち位置が変わっている可能性があり、課題や今後の目標にも大きな違いが現れます。 また、研修で学んだことが自分の業務にどのように活かせているかどうかをアウトプットすることで、具体的にスキルとして身についているかどうかを確認します。そして、2年目からの課題把握や目標設定を行います。 |
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新入社員にフォローアップ研修を実施するメリット
フォローアップ研修を行うメリットには、様々なものがあります。特に、社会人2年目に入った社員に対してフォローアップを行うメリットには何があるのでしょうか?
仕事の意味や社会人としての姿勢を再確認できる
学生から社会人に変わることそのものも大変ですが、一社員として働くことに体と心が慣れず苦労した人もいるかもしれません。そこで、「何のために仕事をするのか」「社会人としてもとまれている姿勢や認識は何か」を改めて再確認することで、組織の中での自分の役割を理解することができます。
また、ビジネスマナーやコミュニケーション能力など、1年目に身につけたスキルで不足していると感じる部分を補うことにつながります。
自分の課題を知る
フォローアップ研修では、新入社員研修で学んだことと実際の業務で経験したことを比較することで、自分の課題を具体的に認識することができます。また、自己分析や振り返りを繰り返すため、課題解決のためには何をどうすれば良いかを考えたり周囲からの意見を聞く機会が多くあります。
業務の理解が追いついていない、文章作成力が不足しているなど、自分を客観視させることもフォローアップ研修を実施するメリットと言えます。
悩みや不安を解消する
フォローアップ研修の目的は、スキルを高めるだけでなくお互いの悩みや不安を分かち合うことにあります。また、直面している課題に対しての解決策に対して様々な意見をもらうこともできます。
仕事をしていると、同期社員の成功や良い噂を聞いたり他者評価を耳にしがちです。実際にどうやって成功したのか、本人はどう思っているのかなど、同期だからこそ話せることも含めて知ることで不安や悩みの解消につながります。
モチベーションの向上になる
フォローアップ研修のメリットには、モチベーションを高めるきっかけ作りがあります。また、同じ課題を認識することで「なんとかしよう」という同じ目的意識を持って仕事に取り組むことができたり、離職防止にもつながります。
お互いが切磋琢磨する機会になる
フォローアップ研修は、普段違う部署で働いている同期社員とコミュニケーションをとるチャンスが生まれます。また、同じ部署でもなかなか話す機会がない人ともコミュニケーションが取れるため、お互いが刺激しあい切磋琢磨することが期待できるでしょう。
社会人としての姿勢・自分の役割を再認識できる
フォローアップ研修では、新入社員研修で学んだ内容を復習し、定着率を高めることができます。
新入社員研修で学ぶ内容は、決して少なくありません。
一度ですべてを吸収してもらうことは難しく、時間の経過によって忘れてしまうこともあります。
新入社員研修から一定期間経過した後で復習の機会をとることで、
社会人としての姿勢や、会社という組織の中での自分の役割を再認識できるでしょう。
自分の成長度合い・課題を知ることができる
フォローアップ研修によって振り返りをおこなうことで、
新入社員は自分自身の成長度合いを知り、課題や問題点を把握することができます。
「新入社員研修での学び」と「実務の中での体験」を比較することで現状を把握し、
自分に不足していると考えられるスキル・課題をより具体的にイメージすることが可能となります。
同期と学び合いの機会を設けられる
研修というと外部の講師や自社の教育担当から学ぶというイメージがあるかと思いますが、
新入社員にとって、「自分と同じ立場である同期から得る学び」は非常に価値あるものです。
「不安なのは自分だけじゃなかった」と安心したり、「同期が頑張っているから自分も負けていられない」と励まされたり。
同じ立場だからこそ同期から得る学びは受け入れやすく、また、心に響くのです。
フォローアップ研修では、同期や同僚との共有体験のカリキュラムも組み込みます。
同期のつながりはチームワーク力やコミュニケーションスキルの向上、離職率の抑制にもつながるなど、
フォローアップ研修の中でも重要な項目の一つです。
不安・悩みを解消できる
新入社員研修によって社会人としての基本的なビジネスマナー、
最低限必要な業務のための専門的な知識・技術を身につけたあとは、いよいよ現場に出て実践的な業務をおこなっていきます。
新人は学んだことを思い出し、先輩や上司を見て学びつつ、試行錯誤を繰り返して業務を進めますが、
新しいことに挑戦する中では「不安」「悩み」「プレッシャー」もつきものです。
フォローアップ研修によって仕事への向き合い方を見つめ直すことができ、不安・悩みの解消につながります。
モチベーションを高められる
同期との仲間意識を高め、不安・悩みを解消することができれば、仕事へ向かうモチベーションも高まります。
フォローアップ研修で今後の課題についても意識させるようにすると緊張感が高まり、
目的意識を持って業務に励むことができるようになるでしょう。
仕事へのモチベーションを高めることは、離職防止にもつながります。
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新入社員のフォローアップ研修プログラム例
新入社員のフォローアップ研修プログラムには、どのような内容があるのでしょうか。
ここからは新入社員フォローアップ研修のカリキュラム内容の例をいくつかご紹介します。
企業によっても新人が置かれている状況は異なるため、社風・環境・課題・目標など、一社一社に合わせた研修をおこなうことでより高い効果を望むことができるでしょう。
カリキュラムのテーマ事例
カリキュラム例 | 詳細 |
---|---|
これまでの振り返り | これまでの仕事を振り返ったうえで課題・問題点を同期や講師と共有。 現状把握ができるほか、参加者で解決策を出し合うことで、 自分自身のスキルアップにも活かせる |
体験発表プログラム プレゼンテーション | これまでの経験や体験や自分の感情を振り返ってまとめ、 同期の前で発表することで、学びと成長につなげられる。 また、同期との絆も深まる |
身につけるべきスキルの習得 | 実務で必要になるスキル別の研修も取り入れることで、今後の成長につながる |
ビジネスゲーム | ゲームを通じてコミュニケーションスキル・チーム力を育むことができるほか、 他者視点を持つことの重要性にも気付ける |
キャリアプランの作成 | 1年後、3年後など、これまでの実務経験を踏まえて、 今後のキャリアプランを作成するケースも。 目的意識が養われ、モチベーションアップにつながる |
実際のカリキュラム例
テーマ | 詳細 |
---|---|
1 .社会人の基礎振り返り | ・社会人として大切な基礎行動 ・ビジネスマナースキル16の項目の実践確認 |
2.入社から半年を振り返るモチベーショングラフ | 【ワーク】この半年の出来事と心模様をグラフ化 ・体験の棚卸しから学べる大切な考え方とは? |
3. 失敗の捉えかた、成長のカギとは | ・エジソンから学ぶ失敗の価値とは ・失敗の数だけ挑戦した証、成長の階段を上る実践 ・人の成長とは〇を◎に、×を〇にすること |
4. 心癖に気づき、自身の心を元気にする方法 | 【ワーク】自分が飼っている脳内犬は? ・セルフマネジメントの重要性と実践方法 ・自分の心をうまく付き合っていく方法 |
5. コミュニケーションスキルの重要性 | ・社会人に求められるコミュニケーション3つのスキル ・対上司、対同僚、対お客様との信頼関係を築く ・信頼関係を高めるためのラポール10戒 【ロールプレイング】リアルシミュレーション練習 |
6.理念実践と課題解決力 | ・理念=判断基準であり軸、企業理念の実践とは ・仕事にはオペレーションと理念実践の2つがある ・与えられた仕事以外にチャレンジすること 【ワーク】自社における理念実践とは |
7.目標策定と今期の具体的なアクションプラン作成 | ・夢マスターリストの作成 ・目的と目標の違い ・具体的な目標設定とアクションプランの策定 |
8.まとめ | ・参加者の感想発表 ・明日からの実践 |
フォローアップ研修|新入社員の考え方と実践力を高める(モチベーショングラフ活用)
社員のスキル吸収率を上げてくれるフォローアップ研修。企業では、日頃からさまざまな研修を通して社員にスキルを教えていますが、1回だけ開催された研修だけでは十分に…
新入社員研修の復習
フォローアップ研修の目的は、社会人としての基本的なことを再認識することや「できたつもり」や「思い込み」を減らすことで、仕事上のトラブルが起こらないようにすることを目的としています。
さらに、所属する部署の基本や組織内の自分の役割を再認識すること、いわゆる「復習」ができます。
自分を振り返る
フォローアップ研修では、自己分析をする機会が多く設定されます。設定した目標や課題に対しての分析を振り返ることで、改善できることや引き続き課題と思われることを把握します。また、具体的に視覚化(数値化、グラフ化など)することで、自分だけでなく上司や同僚などにもわかりやすくなります。
さらに、新入社員研修の頃に思い描いていた自分になれているのか、理想と乖離しているかどうかを理解することで、今後の行動プラン作成も可能です。
プレゼンテーション
プレゼンテーションスキルは、最近では学生時代から経験することが多いです。しかし、「対クライアント」となると全く別のものとなります。スライドの作り込みや、ストーリーの構成、相手に対して「行動を促す(決済者の心を動かす)」ことが重要となるため、ただの発表になってはいけません。
研修では、同期や研修講師を目の前にしてプレゼンを経験することで場数を踏むことができます。また、資料の作り方や魅せ方などのノウハウを学ぶ機会となります。
ディスカッション
研修では、自分と異なった意見を持つ人や対立する意見を持つ人に対して、自分の意見をどう伝えるのか、意見を通すのか折り合いをつけるのかなど、ゴールを設定してディスカッションすることでスキルを高めることができます。
研修では、インプットした知識や情報、経験などを短時間でうまくまとめて伝えることが必要になるため、特定のテーマについてディスカッションするなど練習する機会を設けます。
キャリアプラン作成
研修では、今後のキャリアプランを考える機会もあります。社内外に限らず、広い意味でのキャリアプランを作ることで、自分の高めたいスキルや必要な学習内容などを考えることにつながります。
また、自分の目標や理想像をできるだけ客観的にまとめておくことで、”地に足のついた”目的意識を持つことができます。その結果、社内でも活躍できる人材になることが期待できるでしょう。
業務スキルの強化
フォローアップ研修に参加する社員たちは、すでにそれぞれの配置について業務を行っています。そのため、それぞれに必要なスキル強化を行うことが重要です。
戦力として活躍できる機会を増やすために、自社独自のノウハウや強みになるようなものを改めて認識できるようにしておきましょう。
コミュニケーション能力の向上
コミュニケーション能力についての研修は、新入社員研修ではなくフォローアップ研修で行われることがあります。学生から社会人という感覚が切り替わっていない状態で学ぶより、各現場で直接スキルを学んだりコミュニケーションをとる姿勢を目にしてから理論を学ぶことで、より実践的なスキルを身につけることができます。
コミュニケーションスキルは、自分の経験と照らし合わせて学ぶことが効果的です。
チームワークの構築
チームワークの構築は、新入社員研修でも行う内容です。ただ、より深く考えるような内容であったり、全員で協力して課題を洗い出し解決したりするなど、実践的な内容になることを意識して行います。
企業によっては、各部署から人材を集めてプロジェクトチームを結成することがありますが、そんな時、短期間でお互いが協力する体制を作るためにはチームワーク構築についての研修を行っておくと良いでしょう。
新入社員フォローアップ研修を効果的に進めるポイント
新入社員へのフォローアップを効果的に進めるには、どのようなポイントを押さえておくと良いのでしょうか。
目的意識を持つ
どの研修でも、目的意識を持つことは重要です。研修全体の目的だけでなく、新入社員それぞれが自己目標を持っておくことで、より効果的な研修を行えます。また、「目標を達成するために研修を受ける」という明確な意識があると、自然と前向きに研修に参加する人が増えることが期待できるため、内容の濃い研修を行うことができます。
課題を確認し共有する(現状分析)
フォローアップ研修では、お互いが課題を持ち寄って共有する機会があります。お互いが意見を交わすことで様々な視点を得たり着想を得ることができるため、自分を客観視したり冷静に現状分析を行うことができます。
研修では、「良い意味で無責任に」意見をいうなどざっくばらんに行うことがポイントで、相手だけでなく自分の課題解決にもつながることが期待できます。
適切なタイミングや頻度で行う
フォローアップ研修の回数や頻度は、具体的に決められているわけではありません。自社の状況やスタッフからのニーズに合わせて実施計画を立てることが必要です。多くの場合、3、6ヶ月、1年間という間隔で行われますが、研修のアンケートや効果測定を行いつつ、多すぎず少なすぎない回数を見極めましょう。
環境を整える
フォローアップは、座学ばかりでなく参加者同士が意見を交わす場面が多く設定されます。そのため、「話しやすい雰囲気作り」を心がけましょう。なお、直属の上司の同席を避けることも重要です。
参加者の誰もが、遠慮なく自分の思いや意見を伝えられるよう環境を整えることで、成功体験だけでなく失敗体験を話しやすい環境を整えることが必要です。
求められていることを理解する
フォローアップ研修に参加する人たちは、それぞれ自分の悩みや困りごと、さらに成果を上げるためのヒントを求めています。そのため、研修内容の理解度や研修そのものへの期待感を調査しておくことで、より満足度が高く効果のある研修が組めます。
個別のニーズに合わせたカスタマイズ
フォローアップ研修は、個別のニーズを満たす内容であることが重要です。新入社員全員が同じ足並みで進んでいるわけではないので、個別の悩みやスキルの伸び悩みに対応するカスタマイズを行う必要があります。
また、一つ抜きん出ている人に対してさらに次のステップのフォローなども考えなければなりません。
フィードバックをもらう
フォローアップ研修で自分の意見やプレゼンテーションなど、様々なことに対してフィードバックをもらったり発表した相手に対してフィードバックを行います。研修講師や同期社員から意見をもらうことで、自分の修正や悩み・課題の解決につながることもあります。
また、自分に対してフィードバックをもらった分、相手に対して全力でフィードバックしようとする意識が生まれ、結果的に良い効果が期待できます。
フォローアップ研修の実施方法
フォローアップ研修の実施方法には、「自社で行う」パターンと「研修サービスを利用する」パターンがあります。
自社で行う
自社で研修を行う場合、中堅やベテランなどの経験豊富な社員や役員などを講師として行うと良いでしょう。外部講師を呼ぶコストを抑えられるメリットはありますが、プログラムや資料などの準備が必要になるため講師役になる社員には負担がかかります。
また、講師役と新入社員の信頼関係が構築できたり、話しやすい雰囲気が作れていると悩みや不安などネガティブなことも打ち明けやすくなります。その結果、思いがけない課題が見えたり組織として解決すべきものが見えてくることもあります。
研修サービスを利用する
研修サービスを利用する場合、自社の課題や今後の方向性などをヒアリングしてもらった上で準備や講師の手配などを依頼することができるため、担当者の負担が減ります。また、講師のノウハウを自社に合わせた内容で提供してくれるため、必要な研修を効果的に行うことが可能です。
なお、ガイアシステムでは貴社の悩みや課題を丁寧にヒアリングした上で、最適な研修プログラムをご提案しています。また、アフターフォローまでしっかりサポートするので安心して研修を企画していただけます。
【番外編】他の階層へのフォローアップ研修の目的
フォローアップ研修は、新入社員に向けたものばかりではありません。経験年数や役職、階層に分けることでそれぞれの課題解決や業務改善、効率化につながります。
多くの企業では、以下の階層に分けてフォローアップ研修を行っているようです。
若手社員
若手社員は、主に入社2〜3年目を対象とします。年次にあったスキルやノウハウを学ぶことで、社員の早期育成やモチベーションアップにつながります。
新入社員の頃と比べると、日々の体験を意識しながら学ぶことができるため、研修の効果の高さが期待できます。
中堅社員
中堅社員レベルになると、自分のスキルアップだけでなく部下や後輩を導くためのリーダーシップ研修を行うところがあります。現場で実践していることの共有や研修で学んだことが身についているかどうかを確認し、研修で学んだことを”現場で活きるスキル”にすることが目的となるため、座学よりも話し合いなど主体的に考え動くことが求められます。
管理職
管理職になると、マネジメントに関することや社員それぞれやチーム全体の目標設定、業務改善、人材育成など様々なスキルが身についているか、業務にどれだけ活かすことができているかを確認することになります。自分のコミュニケーション方法やアプローチの仕方を研修で試してみることで、よりスキルアップすることができます。
さらに、最近よく聞く”Z世代”といわれる異なる価値観をもつ世代に対してのコミュニケーションやマネジメント、人材育成などの方法を学ぶ機会にもなるでしょう。
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効果的な研修で新入社員を確実に戦力として育てよう
今回は、新入社員のフォローアップ研修を効果的に行う方法などについて解説しました。
フォローアップ研修は、新入社員のスキルアップだけが目的ではありません。離職率を減らし、会社に対するエンゲージエントを高めることにもつながります。「フォローアップ研修だから」と油断するのではなく、丁寧にカリキュラムを組むと良いでしょう。
まとめ
新入社員の状況を把握する中で各部署の上司の対応の質も把握できるため、
新入社員研修・フォローアップ研修は会社全体の課題解決にもつながります。
新入社員研修やフォローアップ研修にせよその後の教育にせよ、
それぞれを切り離すのではなく一連の流れとして考え、
段階ごとの課題に合った対策を実施することで企業の未来を担う頼もしい社員に育てていくことができるでしょう。
下記のような課題を感じている場合は、新入社員フォローアップ研修の実施がおすすめです。
- 離職率が高い
- 離職理由がわからない
- 新人によって成長に差がある
- 新人によってモチベーションや帰属意識・愛社精神・理念共感などマインドに差がある
- 新入社員の様子を人事担当がチェックしにくい環境である
新入社員が抱える課題は企業によってもそれぞれです。
100社あれば100通りの課題があるため、それに合わせたカリキュラムを組むのが理想的な研修といえます。
ガイアシステムでは、課題・目標にフィットするよう、
企業ニーズを100%反映させた「オーダーメイド研修」をご提供しております。
新入社員を「次世代のリーダー」「役職者」として育てていくために長いスパンで人材育成を考え、
経営者様や人事担当社様と何度も話し合いを重ねたうえでカリキュラムを作成しているため、
研修の外部委託にありがちなズレが生じないのが強みです。
貴社に最適なオーダーメイドのプラン提案をさせていただければと考えておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
豊富な研修プログラムをご用意しております。
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