マンガから学ぶ「チームワークと組織論」漫画を活用したチームビルディングの新手法も紹介!

マンガ チームビルディング

日本国内のみならず、世界的にも人気の高い漫画(マンガ)は、ページをめくれば、笑いあり涙ありバトルあり…
恋愛、青春、スポーツ、冒険、コメディ、SFファンタジーなど、多種多様なテーマが扱われ、子どもから大人まで、老若男女問わず楽しめます。

漫画の魅力は、多様な表現と物語性にあります。絵と文字が融合することで、感情や状況を直感的に伝えることができ、読者は物語に深く没入できますよね。キャラクターの表情や動作が視覚的に描かれるため「心の声」や感情の動きが分かりやすく、共感を呼びやすい点も魅力の一つです。

そんな漫画が、チームビルディングや組織論の教材としても注目されているのはご存じですか?

視覚と物語の融合によって、多くの人々に感動や気づきを与える力を持つ漫画!今回は漫画から学べる「チームワーク」「組織づくり」や、その奥深い表現手段を活用した「漫画×チームビルディング」について解説していきます。

 

マンガがもたらす共感と連帯感の力を用いて、チームの絆を強化しませんか?

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マンガ作品から学ぶ「チームワークと組織づくり」

日常の隙間時間に読むことができ、気軽な娯楽として親しまれている漫画(マンガ)ですが、近年では社会問題や哲学的なテーマを取り上げる作品も多く、娯楽を超えた深いメッセージ性を持つ作品も少なくありません。

ここからは、教育現場やスポーツ指導、ビジネスにおいても注目されている「組織論」や「チームビワーク」が学べると話題の作品について紹介したいと思います。

1. 『宇宙兄弟』の対話型リーダーシップ

出典:amazon

『宇宙兄弟』は、幼い頃に宇宙飛行士になると誓い合った兄・六太と弟・日々人の夢と挑戦を描いた物語。弟は先に夢を叶えNASAの宇宙飛行士となり、兄は遅れてその背中を追いかけ始めます。リアルな宇宙開発の描写に加え、努力や葛藤、仲間との絆など人間ドラマが丁寧に描かれており、読者の心を強く揺さぶります。

そんな、夢を追い続けることの尊さと、あきらめない勇気を教えてくれる感動作!なかでもリーダーが個々のメンバーと丁寧に対話し、課題を明確化するプロセスが描かれています。この「対話型リーダーシップ」は、実務でチームの方向性を統一する際のモデルとして活用され、NASAのチームマネジメント手法との類似性が指摘されています。

宇宙飛行士としての訓練やミッションの中で、リーダーとメンバーが互いに信頼し、補完し合う姿勢。どんな困難にも立ち向かう姿には、チームワークや組織内での役割分担の重要性を感じずにはいられません…「相互信頼と個々の強みを活かすことで、目標に向かって進むことができる」そんな力強いメッセージを届けてくれる作品です。

グーみたいな奴がいて、チョキみたいな奴もいて、パーみたいな奴もいる 
誰が一番強いか答えを知ってる奴はいるか?」

ー 南波 六太

出典:小山 宙哉『宇宙兄弟』5巻

2. 『ONE PIECE(ワンピース)』の心理的安全性・結束力

出典:amazon

『ONE PIECE(ワンピース)』は、言わずとしれた冒険ファンタジー漫画、海賊王を目指す少年ルフィと仲間たちの壮大な航海が描かれています。魅力は何といっても、個性豊かなキャラクターたちと、それぞれが抱える過去や夢、絆の深さです。笑いと涙を交えたストーリー展開や、伏線が巧みに張られた構成も見どころ。世界観のスケールが圧倒的で、仲間との冒険や自由を求める姿が、多くの読者の心をつかみ続けています。

麦わらの一味が「海賊王になる」という夢(共通の目標)を持ちながらも、ゾロの「最強の剣士」やナミの「世界地図制作」など個々の夢を尊重し、役割を明確化。ルフィは「ビジョンの共有」「適材適所の配置」メンバーの強みを最大化し、心理的安全性を確保しながら結束力を高めるモデルを示しています。

個々のメンバーが自分の強みを活かし、仲間を信じて協力し合う姿からは、チームワークの大切さを学べます。「自由と仲間」を大切にし、決断を下す際の信念や信頼がメンバーに影響を与えている、ルフィの彼らしい「リーダーシップ」にも注目!こんなリーダーがいてくれたらいいのにな…と共感する人も少なくないのでは?

「おれは助けてもらわねェと生きていけねェ自信がある!!!」
ー モンキー・D・ルフィ

出典:尾田 栄一郎『ONE PIEACE』10巻

3. バレーボール漫画『ハイキュー!!』の組織力学

出典:amazon

『ハイキュー!!』は、高校バレーボールを題材にした青春スポーツ漫画です。小柄ながらも圧倒的な跳躍力を持つ日向翔陽と、冷静で実力派のセッター影山飛雄を中心に、仲間と共に成長しながら全国を目指す姿が描かれています。試合シーンの迫力や緻密な戦術描写、そして勝敗だけでなく、登場人物一人ひとりのドラマや葛藤が丁寧に描かれているのが大きな魅力。「努力、友情、成長」といった熱い要素が詰まった感動の青春物語です。

そんな、バレーボールチームの成長を描く『ハイキュー!!』では、登場人物それぞれの個性や役割が巧妙に描かれており、各プレーヤーが自分の強みを活かし、仲間を支え合うことでチーム全体の力を高める様子が伝わります。

また、リーダーシップやコミュニケーションの重要性がリアルに表現され、チームの勝利を目指して個々がどう協力し、調整していくかが焦点に。これらは、ビジネスや組織のチーム運営に通じる要素が多いため、個々の強みを最大限発揮させる「特化型人材配置」の参考事例として、スポーツマネジメント理論と併せて分析されています。

「キャラクターの成長に泣ける…」と成長物語の側面でも強く支持されており、感動的で前向きなエネルギーを与えてくれる作品です。

限界を超えるんじゃなく、限界値を上げていこう。」
ー 烏養 繋心(コーチ)ー

出典:古舘 春一『ハイキュー!!』42巻

4. サッカー漫画『アオアシ』の組織論・カオス理論

出典:amazon

『アオアシ』は、愛媛の中学生・青井葦人がJリーグのユースチームに入り、プロを目指して成長していく物語。戦術やポジショニングなどリアルで専門的なサッカー描写が魅力で、特に「考えるサッカー」に焦点を当てている点が新鮮です。チームメイトとのぶつかり合いや絆、挫折と努力を乗り越える姿が熱く、読者の心を動かします。サッカーの奥深さと青春の輝きが詰まった、等身大の成長ドラマです。

『アオアシ』で描かれている、サッカーの試合で起こる予測できない瞬間や、細かい動きが重なって結果を大きく変える「カオス理論」。選手の動きやチーム全体の流れが複雑に絡み合い、ほんの小さな違いが試合の結果に大きな影響を与えるという点が強調されています。

また個の才能だけでなく「チームとしてどう機能するか」に重きを置いて描かれており、組織論の観点からも高く評価されています。選手同士の役割理解や、全体最適を目指す戦術的思考、リーダーシップの在り方など、実社会に通じるチームづくりの本質がリアルに表現され、「個の力」をどう活かし、「組織全体のパフォーマンスを最大化するか」というテーマが、ビジネスの現場にも重なるとして注目されています。組織論やチームづくり、リーダーシップに関心がある社会人層にも人気の作品です。

自分でつかんだ答えなら、一生忘れない。
ー 福田 達也(監督)ー

出典:小林 有吾『アオアシ』4巻

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マンガを人材教育やチームビルディングに活かすメリットとは?

社員教育やチームづくりに関わる人なら、「どうすればもっと伝わるのか?」「どうすればもっと主体的に学んでもらえるか?」と悩んだことがあるのではないでしょうか。最近では、ゲーム形式のワークショップや「レゴ®︎ブロック」などのツールを活用し、遊び感覚で協力や役割分担を体験する研修も増えてきました。

そこで、注目したいのが「漫画」の活用です。漫画のストーリーテリングは、読んだ人の心に強く残る力を持っており、チームづくりや社員教育に次のような効果をもたらします。

1. 共感を生み「自分ごと」として受け止めやすい

漫画のストーリーは、キャラクターの感情や成長に共感しやすく、「これは自分にも当てはまるかも…」と自然に感じさせます。抽象的なテーマ(例:信頼、挑戦、失敗)も、物語を通して感情に訴えかけることで、記憶に残りやすく、複雑な情報を具体的で理解しやすい形で伝えることが可能です。これらは、チーム内での相互理解を深め、メンバー間の信頼関係を強化するきっかけになります。

2. 情報をわかりやすく伝えるツールとして有効

漫画には、複雑な内容や業務プロセスを図解やキャラクターで視覚的に表現できる強みがあります。これにより、重要なメッセージやルールが自然と頭に入り、チーム内での理解のズレや誤解を防ぎやすくなります。さらに、キャラクターに親しみを感じることで、メンバーが内容を積極的に受け入れる心理的効果が期待でき、学ぶことへの抵抗感も少なくなります。

3. 文化体験と楽しさが、コミュニケーションにつながる

日本特有のポップカルチャーである漫画は、多くの場合楽しく親しみやすい形式で提供されるため、チーム内で話題になりやすく、新鮮なコミュニケーションツールとして機能します。特に多世代や多様なバックグラウンドのメンバーがいる職場では、共通の話題としても使いやすく、業務以外のちょっとした雑談やアイスブレイクにも役立ちます。

以上のように、漫画はただの娯楽ではなく、共感を生み、学びを深め、チームのつながりを強める「教育ツール」として効果的です。共感・創造力・情報共有・結束力向上など、多方面から良い影響を与える有効な手段として活用することができるでしょう。

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マンガがチームづくりに役立つ6つの理由

1. 視覚的に共感しやすい

漫画は「絵」「言葉」「コマの流れ」で情報を伝えるため、文章だけでは伝わりにくい感情や状況も直感的に理解できます。たとえば、プロジェクトのリスクを「崖から落ちそうなキャラクター」で表現すると、メンバーは危機感を直感的に共有しやすくなります。特に多様な専門性を持つチームでは、分野横断的な理解を促進するツールとして有効です。

2. 安心して発言できる雰囲気づくり(心理的安全性の醸成)

失敗しても責められない「心理的安全性」は、チームの成長に欠かせません。漫画には主人公が失敗や挫折を経験しながら成長する物語が多く、チーム内で「不完全さの受容」を学ぶ教材となり、自然と「失敗してもいいんだ」と思える空気をつくってくれます。

例えば、『スラムダンク』の桜木花道が未経験ながら努力を重ねる姿は、チームメンバーに「新人の成長可能性」を想起させ、マイクロマネジメントを減らす効果があります。

3. 役割分担の明確化

漫画のキャラクターは個性と役割がはっきりしています。先ほど紹介した『ワンピース』では、ルフィ(リーダー)、ゾロ(戦闘担当)、ナミ(ナビゲーター)といった具合です。これを応用し、例えば、チームのスキルや特性を「戦闘タイプ」「サポートタイプ」などで分類し「キャラ化」して視覚的に表すと、自分の強みや他人の役割を理解しやすくなります。

4. 言葉に頼らずに伝えられる(非言語コミュニケーション)

絵やアイコンで情報を伝える漫画は、国籍や年代が異なるチームでも意思疎通しやすくなります。特に国際チームでは、図解や比喩表現が文化差を超えた意思疎通をサポートします。たとえば、開発工程を漫画のように段階的に図解したり、感情を顔文字や記号(「汗・炎・涙」などのマーク)で表したりすることで、専門用語に頼らず理解しやすくなります。

5. 物語でチームに一体感が生まれる

人は物語を通じて「自分が大きな目的の一部である」と実感すると、モチベーションが向上します。漫画のように、プロジェクトの進行を“冒険物語”として捉えると、困難も前向きに受け止めやすくなります。成功体験を4コマ漫画にして残すなどすれば、チームの記憶にも残りやすくなります。

6. 記憶に残りやすい


脳科学的にも、絵と言葉を組み合わせた情報は記憶に残りやすいとされています。漫画を使ってルールや大切な考え方を伝えれば、単なる文章よりも印象に残り、実践につながりやすくなります。キャラを通じて共感を呼ぶことで、「自分ごと」として学びやすくなるのです。

まとめ:漫画は“強いチーム”をつくるツール

漫画は、チームの一体感や創造性、柔軟性を育てるための非常に有効なツールです。特に変化が激しい今の時代には、言葉だけでは伝わらない“感覚”や“思い”を、漫画の力で共有することが、強いチームづくりにつながっていきます。

マンガで楽しく学ぶ!創造力×チームビルディング研修

絵が苦手でもOK!視覚的コミュニケーションを活用し、発想力・伝達力を鍛えるユニークな研修を実施します。マンガを活用したチームビルディングで、楽しみながら創造力を強化し、効果的なストーリーテリングを学びます。

多国籍チームや異文化環境でも活用できるこの研修では、日本のポップカルチャーを体験しながら、ビジネススキルを磨くことができます。視覚的表現を使うことで、言語の壁を越えた円滑なコミュニケーションが可能!
マンガを通じてチームの結束力を高め、アイデアを形にする力を育みます。

受講のメリット・習得できること

  • 短時間でアイデアを形にするスキルが身につく!
  • オリジナリティを尊重し、他者の考え方を理解できる!
  • 瞬時に特徴をとらえ、伝える力が向上!
  • 仕事でのプレゼンや提案力が高まる!
  • コミュニケーションを活性化し、チームワークを強化!
  • 楽しみながら創造的思考を伸ばせる!

スピードと創造力を鍛える漫画研修 カリキュラム

シンプルに素早く描くことを重視し、発想力と表現力を鍛えます。絵の上 手さは求められません。
とにかく早く描き、脳を活性化させ、創造力を刺激します。さらに、短時間 で的確にメッセージを伝えるスキルを養います。

※最低2.5時間〜、3時間、4時間などカスタマイズ可能です。

テーマカリキュラム内容
オープニング講師の⾃⼰紹介。チーム内⾃⼰紹介。
ウォームアップ〇△▢を使って顔を描きます。
シンプルなパーツでも個性豊かに表現できることを体験していただきます。
パーツ組み合わせ顔の輪郭、⽬、⿐、⼝を組み合わせて、オリジナルキャラを作ります。
誰のキャラがイケメンか競います。
似顔絵ウォームアップ、パーツ組み合わせで⾏った、シンプル&クイック法を使って、
仲間の似顔絵を描きます。描いた作品は相⼿にプレゼントします。
4コマ漫画シンプル&クイック法で4コマ漫画を仕上げていきます。
会社のマスコットキャラクター等を使った4コマ漫画、制作途中にチーム内で作品をローテーションさせて仕上げるハプニング4コマ漫画など、楽しみながら描いていきます。
あるある漫画会社内、⺟国等によくある出来事を1コマ漫画にしてチームで制作します。
チーム対抗で、より共感を得たチームが優勝です。
品評タイム品評タイム 仕上がった作品をみんなで観ます。
優秀作品に賞品を送るオプションもあります。

チーム編成を行い取り組むカリキュラムの場合

参加者が協力して4ページの漫画を制作するプログラムの場合、各メンバーが異なる役割を担いながら、ストーリーの構築から清書までのプロセスを体験することで、コミュニケーション力や創造力を高めます。

カテゴリー役割特徴
A:チームをまとめるのが好き編集(ストーリー構成・進行管理)チームワークを意識し、全体の流れを考えられる人
B:本を読むのが好きシナリオライター(セリフ&物語作り)文章を考えるのが得意で、ストーリーを組み立てられる人
C:絵を描くのが好き作画担当(キャラクターや背景作成)絵を描くのが得意で、漫画のビジュアルを担当する人
D:パズルが好き演出担当(コマ割り・レイアウト)見せ方を工夫するのが得意で、コマ割りや構図を考えられる人

マンガ制作を⽤いたチームビルディング研修

漫画 チームビルディング研修

世界中で翻訳されているプロ漫画家が講師を務める特別レッスン

漫画を描く手法を通じて、チームビルディングや企業理解を促進します。参加者は営業ストーリーや企業理念を漫画の形で表現することで、楽しみながらチーム内での共通理解を深め、社員同士の絆を強化します。

「漫画」という今までになかった研修手法を使い、効果的にコミュニケーションを取る方法を体験します。新人や外国人社員はもちろん、全階層に対応可能な内容です。

豊富な研修プログラムをご用意しております。
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