DX研修でDX人材を育てよう!DXの基本や研修のポイントなどを解説

DX研修

近年、多くの企業で取り組まれているDX。自社組織でも取り組まなければならないことはわかっているけれど、このような疑問やお悩みはありませんか?

・DXが重要なのはわかるが、人材がいない
・国がDXを推進しているが、あんまりピンと来ていない
・DX人材に必要なスキルは何か?身につけるべきことは?
・DX研修を導入したいが、何から始めたら良いかわからない

一言でDXと言ってもその定義はとても広く、「自社で必要なスキル、今後必要と想定されるスキル」を把握した研修を行うことはなかなか難しいのではないでしょうか。

そこで、「DX研修を導入したい」「導入を決めたがプログラムの構成などがわからない」といったお悩みをお持ちの方に向けて、「DX研修とは何か?」「プログラムはどう構成すべきか?」など、基礎基本を丁寧に解説します。

もちろん、「既に研修を導入しているけれどプログラムがマンネリ化している」「プログラムの内容を一新したい」といったお考えをお持ちの方にも役立ちますので、最後までご覧ください。

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DXとは

まずは、よく耳にする「DX」がそもそも何か、DXとは何をすることなのか……などを理解しておきましょう。

DX→デジタルトランスフォーメーション

DXは「デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)」の略で、企業や組織が「デジタル技術を活用して起こす変革」のことです。

DXによってIT技術やデジタルデータが活用され、それらが社会に浸透し新しい商品やサービスが誕生すると、人々のあらゆる生活が良い方向に変化していくことを目指しています。なお、企業であれば、業務効率化やビジネスモデルの変化なども立派なDXです。「DXって何?何をすること?」と聞かれたら、IT技術やデータを活用して私たちの生活や仕事をよくしていくこと!と答えると、多くの人に伝わりやすいのではないでしょうか。

DXとは何をすること?

ここからは、「DXとは何をするのか?」を具体的に解説します。この理解を深めることで、DX研修によって身につくことや従業員、会社にどういったメリットがあるのかといったイメージが具体的になるのではないでしょうか。

古いITシステムを新しくする

現在、多くの企業が日々の業務を行う上で活用しているシステムは、老朽化・肥大化・複雑化・ブラックボックス化していると言われています。

レガシーシステムは、システムそのものの運用・保守が属人的になってしまいます。また、従業員の多くがそのシステムに慣れていることから、新しいシステムの使い方を覚え直すことや慣れることへの抵抗感が芽生え、なかなか変わることがありません。しかし、古いシステムのままでは現在の技術や今後の進化に対応することができず、業務効率の悪化や業績に悪影響を与える可能性があります。

レガシーシステムを使っている企業こそ、自社内のDXを推進する必要と価値が十分にあります。DXの最初の一歩の目標として、「自社のレガシーシステムを新しくすること」にするところは少なくありません。

デジタルテクノロジーを活用して新しい商品・サービスを生み出す

DXは、「IT技術やデジタルデータなどを活用して、新しい商品やサービスを作り出し、人々の生活を変える」ことが大きな目標です。そのためDXでは、スマートフォンなどで馴染みのある5Gや自動運転、AI技術、IoTなど常に進化を続けているデジタルテクノロジーを、自社の製品やサービスなどにいかに工夫して活用するかが求められます。

DXによって自社の新たな商品やサービスを生み出し進化させることは、世の中に新しい価値を提供することにつながります。

デジタル化によってビジネスモデルを変える

DXは、これまでのビジネスモデルを「デジタル化」することで変革します。例えば、データ分析の活用によって顧客ニーズをさらに深く理解したり、マーケティングに対する取り組み方の方向転換を行なったりするのもDXです。

また、ロボットやドローンの活用もDXです。人が入り込めないところや辿り着けなかったところでも、AIを活用したロボットなどを活用することで業務改善できたり作業効率をあげることができます。

DX化によってビジネスモデルや業務が変わると、顧客に対するサービスの質が上がったり従業員の負担を減らすことにもつながります。

DX人材とは?

実は、「DX人材」には明確な定義がありません。DX化が進む中で誤解されるのは、「DX人材はデジタル技術に精通していれば良い」ということです。しかし、自社組織のDX化を進めていくにはそれだけでは不十分であり、本来のDX人材としては、DXを推進する上で、デジタル技術やデータ活用に精通していること、業務内容を深く理解しつつ、そこにデジタル技術などを掛け合わせて何ができるかを理解し、実際に実行・リードすることができる人材が必要になります。

DX研修を通じてこういった人材を育てていくことが、本来のDX化の目的である「社会に対する新しい価値の提供」や「業務効率の改善」、ひいては企業の業績アップにつながるのではないでしょうか。

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DX研修とは

自社のDXを推進する社員を育成するためには、DX研修が欠かせません。DXを理解し、デジタルリテラシーやDX実現のためのスキルを持った”DX人材”は、どのように育てれば良いのでしょうか。

ここからは、自社での人材育成に必要なDX研修について、目的や重要性などを解説します。

DX研修の目的

DX研修は、本来のDXの目的を自社で達成するために必要な人材を育成することです。詳しい研修の内容は企業や組織それぞれで変わりますが、大きくは「IT技術やデジタルデータを活かすことができる」人材を育てていきます。そして、研修を通じて得た技術や知識を自社の業務内容に関連付けていくのです。

また、すでにDX研修を受けている人でも、日々進化するIT技術に対応できるよう最新の知見などを取り入れられる機会として、DX研修は必要です。

DX研修の重要性

DX研修は、自社のビジネス価値を長期的な目線で高めたり、「DX化するにはどうすれば良いか」という具体的な判断やアイディアを出すことができる人材を育成することができます。新人研修などにうまく組み込めば、DXスキルや知識を持った人材を各部門に配置することができるため、それぞれの部署で経験者と協力しながらDX化を推進することができます。

また、DX推進にはAIに関する知識(AIにできること、できないことなど)を理解した上で進めることができるよう、研修を通じて正しいスキルと知識を身につけることが重要です。

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DX研修を効果的に行うために

実際に研修を導入している企業では、「DX研修を始めたけれど、イマイチ効果が実感できない」「本当にDXに強い人材が育っているのかわからない」「DX化がなかなか進んでいるように感じない」といったお悩みを感じている方がいるようです。また、これから研修を導入する場合には「効果を実感できる研修が行いたい」「せっかく時間とお金をかけるなら効果的な研修がしたい」と考えるのではないでしょうか。

ここからは、DX研修を効果的に行う上で押さえておきたいポイントを解説します。

自社の課題と必要な人材を明確にする

DX研修は、単純にカリキュラムを構成して研修を行っても、自社組織の課題解決や新しい価値提供ができなければ成功したとは言えません。「自社組織の現状は何か」「なぜDX化が必要なのか」を明確にしておくことで、「どういった人材を育成したいか」「どのような知識・技術を理解しておくと業務効率をあげたりDXの目標に合った人材育成ができるか」がわかります。

まずは、周りの流行に流されてDX化を進めるのではなく、自社の課題を洗い出し、「DX化によって何が変わるのか」などを理解した上で必要な人材像を明確にしておきましょう。そうすることで、研修を受ける従業員に対しても明確なゴールを示すことができます。

DXに対する理解と現状を把握しておく

DX研修を企画・実施するにあたっては、参加する従業員がどれだけDXを理解しているか、また、自社組織がどれだけDX化できているかを事前に把握しておく必要があります。

従業員の中には、「自分はDXを理解できている」という人がいるかもしれません。しかし、前述したような「DX人材」は少数です。DXに対する理解や現状を確認する方法は、従業員に対する事前アンケートや聞き取りなどが効果的です。

結果によっては研修を2〜3つに分けることも考え、それぞれのスキルになり業務に活かせることができるようサポートしましょう。

座学だけでなく実践に繋げられる環境を作る

DX研修は、学んだだけでは意味がありません。研修スケジュールを長期的に計画し、自社組織や部署で「これをDX化したい」などを事前に準備しておくこと、基礎から実際にDX化するところまでを研修にすれば、座学で学んだことを具体的に形にすることができます。

また、DX研修を実践するところについては組織全体の協力が不可欠です。研修後、即戦力として新しい価値提供や業務改善ができるくらいのDX人材を育てるための環境づくりを心がけましょう。

DX研修の主なプログラム

DX研修では、様々な知識やスキルを学びます。ただし、全てを学ぼうとすると莫大な時間とコストがかかる上に、実務に活かせるものはごく僅かになってしまう恐れがあります。そのため、「自社組織で必要なものは何か」「どういった業務に活かせるのか」などを考え、効果的な研修プログラムを構築しましょう。

以下の内容は、DX研修で組み込まれる知識やスキルの一部です。簡単に概要を解説します。

IoTシステム

IoTは、Internet of Thingsの頭文字をとったもので、モノとインターネットをつなぐことで、離れた場所の状態を知ることや状態を変えることができるようになります。例えば、ドアとインターネットを繋げばドアの開閉状態がわかり、閉める必要があれば閉めておくことも可能です。また、ペットや植物などの状態を知り、植物であれば自動で水やりをすることもできます。

AI技術

AI技術は、人間のように自ら学習したり行動したりする人工知能を活用した技術です。近年、産業用ロボットや災害救助ロボットなどに活用されたり、「ChatGPT」などもAI技術によるものであることが知られています。

UI/UXデザイン

UIやUXは、それぞれがユーザーインターフェース(UI)やユーザーエクスペリエンス(UX)の略称です。

UIは、「ユーザーとサービスをつなぐもの」という意味がありますが、ユーザーが触れるもの(画面やマウス、キーボードなど)全てのものが「UI」です。元々はIT用語で、異なる2つのシステムやプログラムなどを結びつけるものという意味もあります。

UXは、「ユーザーが商品やサービスを通して得られる体験」のことです。自社組織の商品やサービスによって楽しい体験や感動する体験をはじめ、品質による使いやすさなどもUXと言えます。

情報セキュリティ

様々なものをDX化するにあたり、顧客情報や企業の内部情報などをネット上で扱うことがあります。そのため、顧客が安心して情報を入力することができたり、自社での情報管理が安全かつ安心な状態を構築しておかなければなりません。

DX研修では、情報セキュリティや様々な情報の扱いについて学ぶことも重要です。

ロジカルシンキング

ロジカルシンキングは、「論理的思考」と訳すことができます。物事を「根拠」と「結論」に分けることで論理的に話すことができると、相手に対して内容や伝えたいことをわかりやすく話せるだけでなく、問題解決をしなければならない場面においても役に立つ思考法です。ただし、あまりにもロジカルシンキングによって話をしすぎると相手が嫌な思いをしたり、「論理的に詰められた」と感じることでトラブルになる可能性があります。

詳しい内容については、こちらをご覧ください。(ロジカルシンキングURL)

ビッグデータ活用

ビッグデータとは、とても簡単にいうと「巨大なデータ」「大量のデータの集まり」です。天気や災害の情報、GPSによる位置情報など、私たちの生活において欠かせない情報の多くはビッグデータを分析して作られています。

ビッグデータはうまく活用することで、自社組織のDX化だけでなく日常生活に欠かせない商品やサービスを生み出すきっかけになります。

エクセル

実は、エクセルも自社組織のDX化に役立ちます。エクセルというと、給与などの計算をイメージするかもしれませんが、業務効率化においてはとても身近な存在です。

DX化の第一歩として、エクセルの関数を活用した業務効率化をあげる企業もあります。また、エクセルによって管理されていたデータをITシステムでさらに便利に活用するケースもあるようです。

AI技術やビッグデータの活用などにハードルの高さを感じている方は、エクセルによる業務効率化から始めてみても良いのではないでしょうか。

その他

上記の他にも、以下のような知識やスキルがあります。自社組織のサービスや商品によって活用できるものがあるかもしれませんので、研修カリキュラムを構築する際に検討してみてはいかがでしょうか。

  • ブロックチェーン
  • SQL
  • マーケティングフレームワーク

 など

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DX人材育成は企業としての価値向上の第一歩!

今回はDX研修に関する解説として、そもそもDXとは何か、研修内容や効果的な研修を行うためにやるべきことなどをお伝えしました。DX化は、多くの企業が取り組んでいます。今後、組織としてのDX化は社会全体から求められ、DXに強い人材も必要になります。DX化が進めば、これまでにない新しい商品やサービスが提供できたり、生活に必要不可欠な存在になることも可能です。

「本当に必要なのか?」「今じゃないといけないのか?」と思われるかもしれませんが、

変化が激しい時だからこそ、企業として世の中に新しい価値を提供し続けるためにDX化を推進して、困難に負けない強い組織を作りましょう。

自社組織の現状に合わせた研修を!

ガイアシステムでは、それぞれの組織に合わせた研修をご提案しています。DX研修のカリキュラムは多数提供されています。もちろん、そういったカリキュラムが自社組織に適しており、効果的であると判断できる場合には活用することをオススメします。

しかし、自社の現状を丁寧に把握することやカリキュラム構成を100%自社向けにすることで、より効果のある研修を行うことができます。すでに研修を行っている企業様も、これから研修を行う予定の方も、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

豊富な研修プログラムをご用意しております。
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