宿泊研修|実施のポイント・カリキュラム・目的は?(新入社員・管理職 階層別にご紹介)
新型コロナウイルスが落ち着き、集合型やオフラインの研修が増える中で、「宿泊研修」を再開する企業が増えています。一方で「宿泊研修って、企業が自己満足のためにやることでしょう?」「受講者は受け身で参加しているだけで意味があるの?」現状、このような声が聞かれる企業・組織は多いのではないでしょうか。
担当者は、受講者が前向きに、主体的に参加できるような研修カリキュラムを組めるかが重要です。今回は、魅力的な宿泊型研修の企画やカリキュラム、不満・不安を抱く社員へのサポート方法などを解説します。
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宿泊研修を実施する必要性とは?
宿泊研修は、企業・組織のために行うのではなく、社員のために行うものです。泊りがけでの実施となるため、通常の集合研修よりも時間を長くとることができ、受講者は日常とは違った空間で学ぶことができます。
それでは宿泊研修の必要性を実感するポイントとして、どのような特徴があるのでしょうか。
集中して研修を受けられる
宿泊研修は、「研修のためだけに」会場を借りて、時間を確保し、研修に集中できる環境を整えます。研修期間中は、他の参加者とともに時間を過ごすため気を張ってしまうところはありますが、普段は聞けないような話や上司、先輩が聞いたことのないようなストーリーを聞く機会となるでしょう。
また、非日常的なレクリエーションなどを楽しむ時間もあるため、研修だけでなくリフレッシュする機会も用意されています。
短期間で完結させられる
宿泊研修は、拘束時間がどうしても長くなります。しかし、半年や一年といった時間をかけることなく、必要なカリキュラムを数日で凝縮して伝えることができます。また、研修期間中は講師陣ともコミュニケーションが取れるため、時間制限がなかったり研修時間外にじっくりと話す時間が生まれます。
研修中に抱いた疑問や質問などをそのままにせず、スッキリした状態で業務に取り組めます。
普段見られない姿を見ることができる
宿泊研修は、社員だけでなく企業・組織側にもメリットがあります。宿泊研修では、社員の性格や仕事に対する向き合い方、強みや弱みなど様々な表情を見ることができます。
また、意見交換などの時間やチームによる発表を行う中で、鋭い視点や新たなアイディアを生み出す力、リーダーシップを発揮している様子、チームの流れにのって協力して動く力などを見ることができます。これは、日々の業務における適材適所やマネジメント、メンター制度導入時のペア決めにつながります。
コミュニケーションスキルが自然と高まる
宿泊研修は、数日間で多くの人と寝食を共にするため、思いがけない人とのコミュニケーションやチームとしての一体感が生まれます。また、普段は接点のない様々な人たちとの接し方を知る機会となるため、宿泊研修の大きなメリットと言えます。
宿泊研修の魅力とメリット
宿泊研修に、前向きかつ主体的に参加してもらうためには、受講生である社員が「魅力的だ」と感じられるようなカリキュラムやメリットを伝えることが必要です。
宿泊研修だからこそできるカリキュラム
宿泊研修は、多くのカリキュラムを数日間で行います。そのため、研修同士を関連付けることが可能です。内容同士の結びつきがあるため知識が深まり、より頭に入りやすくなります。また、宿泊研修という特別感や「ならでは」の雰囲気を活かすため、会場の広さや設備、備品などを活用して通常の研修ではできないカリキュラムやレクリエーションを企画しましょう。
宿泊研修はチームビルディングのチャンス
宿泊研修は、会場選びによって様々なアクティビティやレクリエーションができます。自然豊かなところであれば、BBQやピザ作り、川下りなど普段できないような内容をチームビルディングとして取り入れ、「協力して成功させる」という体験をすることが可能です。
また、チームビルディングは短期間でチームワークを深めて成功を目指すことがあります。全員がお互いに歩み寄って役割を果たし、一つの同じ目標に向かって進むということは、日々の業務において重要です。
宿泊研修の特別なチームビルディングは、非日常を楽しむだけでなくその中でも研修としての役割を果たしています。
宿泊研修を成功させるポイント
宿泊研修は、講師や社員の満足度や達成感などが成功しているかどうかの指標となります。そのため、成功させるポイントには会場選びやレクリエーションなどがいかに充実しているかどうかが挙げられます。
会場選び
宿泊研修を企画する上で、一番最初に行うべきことが会場選びです。天井の高さ、全体の広さや開放感、入った瞬間から感じる高級感や特別感などは、研修そのもののモチベーションを上げる要因となります。
また、食事の質も研修に大きく影響します。豪華にする必要はありませんが、研修後の思い出として、レクリエーションやカリキュラムだけでなく「食事はどうだったか」というところも残ります。会場選びと同時に、食事選びも意識しましょう。
レクリエーションやイベントを幅広く企画を考える
宿泊研修は、普段の研修では実現できないようなイベントやレクリエーションが企画・実現できます。例えば、大きな会場を使ったチームビルディングや特別ゲストを招いたトークショー、仕事のモチベーションやキャリアを描けるようなイベントを企画することで、「研修に参加してよかった」「この会社の合宿研修は、普通じゃない!」と思ってもらえるような、満足度の高い研修になります。
新人・管理職 各階層に有効な「宿泊研修」
宿泊研修は、集団での学びや経験を促進し、参加者が新しいスキルや知識を獲得し、チームワークを向上させる機会を提供します。場所やプログラムの内容は目的に応じて異なりますが、共通の特徴として集中的な学習と共同生活があります。
1.内定者研修
内定者研修は、内定者に対して安心感を与えるという重要な意味を持っています。宿泊研修として実施することで、先輩社員や自分のキャリアモデルとなるような社員と交流でき、会社や仕事に対しての魅力を再認識することが可能になります。自分にとって安心できる相談相手を作る機会にもなり、「やりがいがあるんだ」という思いを抱いてもらいやすい環境を作ることで、入社に向けてのモチベーションアップにもつながります。
2.新入社員研修
新入社員研修の目的として、学生から社会人へのマインドチェンジをするということが挙げられます。数ヶ月前まで学生だった新入社員が、一社会人として企業に属して活動するということは、社会人のマナーを学ぶだけでなく気持ちを切り替える機会を作る必要があります。同じ境遇の仲間同士で協力し合って研修を乗り切り、マインドを少しずつ変化させていく研修の時間は、絆が強くなる大きなきっかけとなります。
宿泊研修という短い時間でマナーやマインドセットを詰め込むわけではありませんが、大きく方向転換をする機会を作ってあげることで、研修後の業務参加がスムーズになります。また、宿泊研修で生まれたつながりは、研修後の勤務においても大きな支えとなるでしょう。
3.管理職研修
管理職研修では、合宿形式を採用することで参加者は日常業務から離れて集中的に研修に取り組むことができます。これにより、効率的かつ効果的な研修が可能となります。また、泊まり込みで長時間を共に過ごすことで、参加者間のコミュニケーションが促進され、チームビルディングにも大きく貢献します。
普段接する機会の少ない管理職同士が交流を深めることで、組織の一体感が高まり、研修後の職場でのコラボレーションも円滑になります。さらに、合宿環境では、通常の業務では見えにくい各参加者の特性や個性が顕在化しやすくなります。これは、今後の人材育成や適切な人材配置を考える上で貴重な情報となります。このように、合宿研修は管理職の能力開発とチーム強化を同時に達成できる効果的な手法といえます。
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準備に困ったら研修会社に相談しても安心
今回は、社員が前向きに、主体的に参加できる宿泊研修について解説しました。ただ、これだけの研修を企画するのは、かなりのコストがかかります。そこで、自分でできることと任せられることを分けて、必要に応じて外部に依頼することも重要です。
まずは依頼内容を整理
研修の予算には上限があります。どのバランスでどれだけ使うのか、いかに予算内で満足度の高い研修を企画できるかは、担当者の腕の見せどころです。ただし、自社の研修しか企画したことのない人にとって、新しいアイディアや企画を考えるのはかなりの労力を必要とします。そこで、研修を専門としている外部企業に力を借りることが有効になります。
研修を専門としている企業は、様々なクライアントの研修を支えてきました。そのため、それぞれの会社の規模やニーズに合わせて最適な提案をしてくれます。自社でやった方が良いことは何か、任せておいて問題ないことは何か…などがわからなくなった場合には、外部企業に協力を依頼してみましょう。
自社では、社員のニーズを満たすための企画を考えて準備することに力を注ぎ、それ以外の準備やカリキュラム選定などについては、外部の力を借りるようにしましょう。
研修の準備は、全てを自分たちでやらなければならないわけではありません。また、研修後のフォローや次に繋げるための準備など、やるべきことはたくさんあります。
外部研修で困ったらガイアシステムへ!
ガイアシステムでは、様々な研修講師を経験した豊富な人材が揃っています。担当者様へのヒアリングなどを通じて、貴社にあった最適な研修カリキュラム作りをサポートさせていただきます。
まずは、お気軽にご相談ください。
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「宿泊研修に行きたくない」と言われお困りの方へ
社員から聞かれる、宿泊研修に関する不安や不満の声。毎年、一定数は耳にすることかと思いますが、そもそも、なぜ宿泊研修に行きたくないのでしょうか。行きたくない理由を明らかにして、前向きな気持ちで参加してもらうことで研修をスムーズにスタートさせることができ、研修効果も高めることができます。
弊社では、「参加したくない」「前向きになれない」という社員の方への対応でお困りのご担当者様とタッグを組み、積極的にサポートしております。何か、お困りの際は、お気軽にご相談ください。
集団行動や体育会系のノリが苦手・苦痛
宿泊研修は、朝から夜までを研修受講者、場合によっては上司や経営陣や講師である先輩社員、経営者たち等と共にします。そうなると、どうしても集団行動やいわゆる「体育会系のノリ」に合わせなければならない場面が出てくることがあります。
社員の中には、そういった「ノリ」が辛くしんどいと感じる人が増えているようです。「周りに合わせてノるのが苦手」「やりたくない(意味がない)」といった理由から学生時代の合宿すらも避けていた経験をしている人もいるため、できるだけ宿泊などのイベントを避けたいと考えているようです。
わざわざ宿泊する必要性を感じていない
宿泊研修に参加したくないと思っている人の多くは、「わざわざ泊まってやる必要があるのか」という疑問を持っています。一人ひとりに個室が与えられていれば「まだマシだ」と感じるかもしれませんが、知らない人と同部屋で寝ることや、入浴が同じになることに対して抵抗感を感じることもあるようです。
また、多くの人は「宿泊ではなくてもコミュニケーションは取れる」と考えているため、宿泊研修に対してマイナスイメージだったりネガティブであることが考えられます。
給与や評価に直結しないから
宿泊研修は、社員研修として実施している以上、給与は発生しているし、評価につながります。しかし、研修以外の部分はあくまでも個人的でありプライベートな部分でもあるので、「給与や評価に直結しない」と考えている人が多いようです。
自分の時間を大切にしたい人、仕事とプライベートを分けたいと考えている人ほど、このような気持ちから宿泊研修に参加したくないと思うのではないでしょうか。
弊社では、「参加したくない」「前向きになれない」という社員の方への対応でお困りのご担当者様とタッグを組み、積極的にサポートしております。何か、お困りの際は、お気軽にご相談ください。
豊富な研修プログラムをご用意しております。
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電話受付:月〜金 10:00-19:00(土日祝も研修実施)
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