レゴ研修|「レゴ®︎シリアスプレイ®︎」でチームビルディング!特徴や効果的な方法
「レゴ®︎シリアスプレイ®︎」は、誰もが見たことのある「レゴ®︎ブロック」を使うワークショップです。「レゴ®︎ブロック」と聞くとおもちゃを想像される方が多いと思いますが、近年はアメリカにおいてNASAなどが導入した研修として知られており、日本でも注目されています。「レゴ®︎シリアスプレイ®︎」は、チームビルディングや会社のビジョン共有を図るための研修として活用されていますが、どういった研修を行うのでしょうか。
今回は、「レゴ®︎シリアスプレイ®︎」の方法や期待できる効果などを解説します。ぜひ最後までご覧いただき、自社での研修の一つとしてご検討ください。
メニュー
レゴ研修|「レゴ®︎シリアスプレイ®︎」とは
「レゴ®︎シリアスプレイ®︎」は、2000年ごろに「レゴ®︎ブロック」で有名なLEGO®︎社が開発したワークショップです。「レゴ®︎ブロック」を用いて頭の中のイメージをカタチにしていくことで、言語化が難しいことや普段表現しにくい想いやビジョンを表現します。作った作品を基に対話することで、チームビルディングやコミュニケーションの促進、組織としてのビジョンづくりに役立ちます。
なお、「レゴ®︎シリアスプレイ®︎」は、所定のトレーニングを修了して資格を得たファシリテーターが必要となるため、誰でも研修のための「レゴ®︎ブロック」を購入すれば出来るというわけではありません。
\レゴ研修に興味がある方へ/
貴社に最適な研修プログラムをご提案
お気軽にご相談ください。
レゴ研修「レゴ®︎シリアスプレイ®︎」のポイント
「レゴ®︎ブロック」は、研修専用のツールではなくあくまでもおもちゃとして扱われています。
そのため、この研修で使う「レゴ®︎ブロック」は、誰もが一度はみたことがあるものです。また、多くの人が実際にブロック遊びをする中で触れたことがあるのではないでしょうか。
比較的抵抗感が少ない状態で取り組める、楽しく奥深い研修です。
レゴ研修は、形や色の種類が多いため自分のアイディアや想い、頭の中にあるものを気軽に形にしやすいこともポイントです。
レゴ研修「レゴ®︎シリアスプレイ®︎」で期待できる効果とは?
さて、ここからは「レゴ®︎シリアスプレイ®︎」を行うことによる研修の効果や期待できることについて解説します。自社のスタッフに身につけてほしいスキルや高めたい意識などがこの研修と一致しているかを考えましょう。
コミュニケーション能力の向上
「レゴ®︎シリアスプレイ®︎」は、自分の作品を通じて想いや考えを相手に伝えることが重要です。どうすれば相手に自分の想いや考えを正しく伝えることができ、どういった言葉選びをすれば良いかを考えて発表をする経験ができます。
こういった経験は日々の業務でも活かすことが期待できるだけでなく、「相手の意見を聞く」ということについても頭から否定せず「まずは、聞いてみる」という意識を持つことにつながります。
チームビルディングに効果的
この研修を通じて、チームの現状や目指すべきゴール・目標などを共有することにつながります。
例えば、「チーム」という認識は人によって異なるため、組織として同じ認識を持ってイメージを共有することができます。また、「レゴ®︎ブロック」によって作品を作ることで具体的にイメージを深めることが可能です。
さらに、チーム内のコミュニケーションに齟齬が出た時、イメージのずれによって不満などが生まれないようにする効果も期待できます。
作品を通じて自分の意見や考えを引き出すことができる
「レゴ®︎シリアスプレイ®︎」を通じて、自分の潜在的な意見や考えを引き出したりこれまでにない自分に気付くことがあります。
お題や問いからブロックを使って作品を作る間に、直感的にブロックを選んだり自分が無意識のうちに考えていることを表現したりします。
そういった無意識や潜在的な意識は、メンバーからの質問に答えるために「なぜ、自分はこのブロックを選んだのか」「この形の作品を作ったのか」を考えるため、自分の思いがけない考え方や意見に気付くことがあるのです。
共有モデルを作ることで共通認識を作ることができる
この研修では、メンバーの作品を通じて同じお題や問いでも思った以上に違った作品が生まれるものです。
この「違い」はとても大切で、それぞれの違いから共通認識を作っていくためには相手を理解することが重要です。
「レゴ®︎シリアスプレイ®︎」では、お互いの評価をすることなく違いを楽しむことができるため、「その人らしさ」を知り、理解を深めていくことができるのです。
レゴ研修「レゴ®︎シリアスプレイ®︎」のやり方
「レゴ®︎シリアスプレイ®︎」は、次の4つのステップで研修を進めていきます。それぞれのステップは無理なくこなせることばかりで、この研修で養いたいスキルをしっかりと身につけることができます。
STEP
提示されたお題に合わせて作品を作る
まず、ファシリテーターが参加者にお題や問いを伝えます。
このお題や問いは、参加者のイメージを膨らませやすいものが良いため、“十分に不明瞭なもの”であることが良いとされています。つまり、適度に漠然としていて抽象的なものを設定する必要があるため、ファシリテーターのスキルも求められることと言えます。
また、お題や問いについては事前にヒアリングを行い、過去の研修や経験・実績などから「チームにとって一番効果があるお題や問いは何か?」を吟味する必要があるため、しっかり時間をかけて事前準備をしていきます。
お題・問いの例
・理想のチームとは?
・●年後の会社の姿は?
・チームメンバーの強みは?
・チームが抱えている課題は? など
実際には、いきなりお題や問いを出されて、「はい、それでは始めましょう!」と言われてもすぐにできないことがあります。
まずは、簡単な練習やアイスブレイクから始めて、本題に入っていくことがほとんどです。
なお、作成のための時間は厳密に決まっているわけではありませんが、どれだけ長くても30分以内に終わらせるくらいがほとんどです。あえて時間を短くすることで色々と考え込みすぎずに集中して作ることができます。
STEP
作品を発表して「なぜこのお題(問い)でこの作品を作ったのか」を話す
作品ができたら、お題や問いについての自分の考えや想いをメンバーに話します。ここで大切なことは、“作品を通して語る”ことがポイントです。
単純に話すのではなく、お題や問いによって「レゴ®︎ブロック」で作った作品があることで考えや想いがお題や問いからブレることなく伝えることができます。
また、ブロックや組み上げ方は「なんとなく」であることが多いことがありますが、そこにしっかりと意味付けてメンバーに話をすることで、自分でも普段考えなかったような想いが出てきたり、頭の中の整理ができることで潜在意識が引き出されたりします。
STEP
質問や感想などを通じて深掘りしていく
自分の想いや考えを話した後は、メンバーからの質問の答えたり感想をもらったりします。
ここで大切なことは、「聞かれた質問には必ず答える」ことで、なんとなく選んだブロックだったとしても「なんとなく」ではなく実は潜在的な理由があります。
そのため、自分の中でも「なんでだろう」を繰り返しながら深堀していくことで、思いもよらぬ答えや考え方が出てくる可能性があります。なお、相手の作品の否定やネガティブな感想は伝える必要ありません。あくまでも「なぜだろう?」「どうしてだろう?」という思い、相手の作品へのリスペクトは忘れないようにしましょう。
STEP
チームメンバーの作品を持ち寄って「共有モデル」を作る
最後に、メンバーそれぞれの作品を合わせて一つの作品を作ります。
参加者の想いや気持ちを汲み取りながら「チームとしての作品」を作るためには、「どの意見を採用するか」「自分のどの意見を主張してどこは引くか」を考えることが必要になります。
ここでは、相手へのリスペクトや「チームの一員としての意見」を発信することを意識することが大切です。
また、意見を発信することがあまり得意ではない方や発言しない方の作品もしっかりと組み込んで作ることによって、「全員の意見」としての作品を作ることができます。
この時、「自分の作品は自分しか動かせない(他人の作品を勝手に動かしてはいけない)」というルールを組み込むことで、自分の意思で作品づくりに関わることが可能になります。
「レゴ®︎ブロック」を通じた人材育成をお考えの方は…
今回は、「レゴ®︎シリアスプレイ®︎」に関する解説を行いました。
チームビルディングや自分の内面を深掘りすることを目的とした研修は数多くありますが、「レゴ®︎シリアスプレイ®︎」は、身近な「レゴ®︎ブロック」を使用する研修であるため参加へのハードルが低くなること、メンバーがブロックで作る世界観を知るきっかけになるなど、多くのメリットがある研修と言えるでしょう。
しかし、ファシリテーターになるためには研修の日数と費用(数十万円ほど)がかかるため、自社内で内製化する場合にはそれなりにコストがかかることを考えて企画するようにしましょう。
弊社では、チームビルディングやビジョン策定のための研修など、解決したい内容に対して必要な研修をご提案、準備からアフターフォローまでをサポートさせていただきます。まずはお気軽にご相談ください。
豊富な研修プログラムをご用意しております。
\お気軽にお問合せください/
ガイアシステムの社員研修に関する
お見積り、お問い合わせはこちらから
お電話はこちら
0120-117-450
電話受付:月〜金 10:00-19:00(土日祝も研修実施)
ガイアシステムの社員研修に関する
お見積り、お問い合わせはこちら
お電話はこちら
0120-117-450
電話受付:月〜金 10:00-19:00(土日祝も研修実施)