内省・リフレクション
「内省」とは、自分自身の固定観念や信念に対しての解体や分析
「内省」は、「反省」とほぼ同義ですが、さらに深い意味が込められています。
内省とは、自分自身の固定観念や信念に対しての解体や分析であり、厳しい批判や再検討であり、場合によって一からの再構築をも意味します。
「こうに違いない」と根拠希薄なまま確信し、固定観念や信念を形成したのでは、軽率な考えである可能性が高まります。
そこで、自分自身の内側を省みて、なぜそう考えるのかを自分で分析し、それが正しいと言える根拠を自分で再確認し、間違いがあれば自分で考え直すことになり、それが具体的な一連の手続きとなります。
内省は、多段階のプロセスからなり、それぞれの段階でも複雑で難易度の高い考察が必要で、柔軟に考える思考態度も必要となります。
リフレクション・内観=自分の考えや行動などを深くかえりみること。
「反省」は自分の言動を振り返り、改善点を認識し、同じ間違いを繰り返さないよう改めて考えることです。
「何が悪かった」のかを振り返ることが主となります。
一方のリフレクション、「内省」は、自分の言動を客観的に振り返ることです。
自分で自分の状態を観察し、感情に流されることなく見つめ直すことがリフレクションの意味するところです。
人材育成において内省・リフレクションが注目される理由
仕事や業務などを単に経験するだけではなく、経験を振り返ることによって、経験した仕事や業務の意味を理解したり、仕事や業務に対する深い理解を得ることにつながるからです。
また、これまでに自分が経験したことがない仕事や業務に取り組むに際して、内省は効果的です。
つまり、ゴールやプロセスが不明確な場合でも、行動とその振り返りによる気づきや軌道修正を繰り返ししていくことにより、着実に前に進むことが可能になります。先の見えない正解のないビジネス環境において最も効果的な歩みの一つといえるのです。
ガイアシステムでは、正しい内省の方法を取得できる研修プログラムを提供しています。